学内講座コード:
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主催:
佛教大学 [ 佛教大学オープンラーニングセンター (京都府) ]
講座名:
モノが語る日本近代史
申し込み締切:
2011年03月24日 (木) 23:30
開催日時:
3月17日(振替講座)→1月27日休講分、
3月24日
毎回木曜日
15:30~17:00
入学金:
-
受講料:
1,000円
定員:
150名
講座回数:
6回
講座区分:
後期
その他:
各1回1000円
補足:
-
■概要:
人が生きていくためにさまざまな発明がなされ、私たちの身の回りはさまざまなモノで溢れています。現代の博物館・資料館に所蔵されているモノは、有名な鎧兜や刀、工芸品、美術品だけではありません。私たちの身の回りにありましたが、その後姿を消した調理具や食器、運搬具などを始め、さまざまな電気製品もあります。そうしたモノは、新しい便利なモノが出来て、もう不便になったから使わなくなり、見えなくなったのでしょうか。消えたモノにはどんな歴史が刻まれていたのでしょう。
身近なモノに込められた歴史を再発見する試みとしての「生活史研究」を体験し、自ら歴史を語り綴っていく参考にしていただきたいと思います。
■冬期の講座内容:
3月17日(木)日記(振替開講)
→1 月27日(木)休講分
日記は男が書くものでした。貴族の男子が、宮中での職務内容を記し、子どもたちに教える重要な役割を持っていました。イエとしては公的な記録です。「土佐日記」は、男性が書くもの、という前提で女性に仮託して書かれました。江戸時代には、家政記録としてやはり男性が書いていました。
近代でも家政記録としての日記は続きますが、次第に個人の記録、思いを記したもの、として変容していきました。明治の大出版社である博文館は、その後日記出版社として生き続けました。
3 月24日(木)卒業写真
幕末以来、姿を残すものとして記念写真が撮られました。 攘夷を唱えた人たちも、写真という科学は受け入れていきました。 個人から友人へ、次第に集団での記録写真が増えて、学校での卒業写真が登場します。 七五三、入学、卒業、人生の節目に記念写真を撮る家族が増えていき、人生記録としての役割が重視されていきます。 戦場の兵士たちも、町や戦場でカメラマンの前に立ち、家族へ送りました。 卒業写真の経験が、戦場での記録を当たり前のこととして受け入れていったのでしょうか。
※講師の緊急な都合などにより、日程、講義内容等を変更する場合があります。
・事前申込は不要です。各回、当日開始60分前より受講申込を受付いたします
・興味・関心のある回、1回のみの受講も可能です
・ 各回の講義内容ならびに会場へのアクセス方法は、当センターホームページに掲載しておりますのでそちらをご覧ください
名前 | 原田 敬一 |
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肩書き | 佛教大学歴史学部教授 |
プロフィール |
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