『今昔物語集』巻第三十〈和歌説話〉を読む ―姨捨山の物語をはじめとして―

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• 講座詳細

  【講座内容】
  『今昔物語集』巻三十は、副題に「本朝 雑事」とあるとおり明確なテーマは示されていませんが、主に和歌を含む説話が並んでいます。それらは姨捨山の話をはじめとして、平定文の好色譚、別離した男女の悲しい恋物語である「芦刈り説話」など、いずれも叙情性豊かな名作です。今回は『今昔物語集』の説話を核にして、同じ話を収める『万葉集』、歌物語のひとつの『大和物語』、源俊頼の歌論『俊頼髄脳』なども視野に入れ、歌の舞台をたどりながら歌物語の世界を味わっていきます。また、第一話をもとにして芥川龍之介が翻案した小説、『好色』にも併せて触れていきます。
  
  【講座スケジュール】
  第1回 8月 4日(木) 第一話 平中の色好み
  第2回 8月18日(木) 第一話 平中の色好み(2)/芥川龍之介『好色』
  第3回 9月 1日(木) 第三話 近江の守の娘と浄蔵大徳の情事
  第4回 9月15日(木) 第五話 葦刈り説話
  第5回 9月29日(木) 第八話 安積山説話
  第6回10月 6日(木) 第九話 姨捨山の話

• 備考

  【教材】
  【必携テキスト】
  『今昔物語集本朝部下』岩波文庫1，452円
  ※上記教材をお持ちでない方は、
  詳細ページよりご購入ください。
  
  
  ※日程、講座内容の変更、休講・補講等がある場合があります。
  お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

• 講師陣

  名前	鈴木 治子
  肩書き	大正大学非常勤講師
  プロフィール	武蔵野女子大学日本文学科卒業。大正大学大学院博士課程国文学専攻単位取得。東京都・埼玉県の区民・市民講座講師、NHK文化センター講師、大正大学オープンカレッジ講師、獨協大学オープンカレッジ講師を務める。 〈著書〉『歌謡文学を学ぶ人のために』(共著、世界思想社) 『中世文学の展開と仏教』(共著、おうふう)『海東高僧伝』(共著)、『東アジアの仏伝文学』(共著)