学内講座コード:12A1610701
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主催:
神奈川大学 [ 神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス) (神奈川県) ]
講座名:
平安人物伝 11世紀 (神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科主催講座2)
申し込み締切:
2012年05月17日 (木) 23:30
開催日時:
5月18日(金)、 5月25日(金)、 6月 1日(金)、 6月15日(金)、 6月22日(金)/10:30~12:00
入学金:
-
受講料:
8,000円
定員:
50名
講座回数:
5回
講座区分:
前期
その他:
7200円(※この料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足:
-
【講座内容】
11世紀、西暦1000年代の前半、藤原道長・頼通親子の時代に摂関政治は全盛期を迎えました。しかし、『源氏物語』や『枕草子』などの女流文学に描かれた華やかな平安貴族社会の裏側で、時代は古代から中世へと大きく変貌し始めていました。今回の講座では、摂関政治期を生きたさまざまな人々を代表する5人の人物(一条天皇、藤原行成、紫式部、藤原元命、源頼光)をとりあげ、その生涯と事績をたどりながら、背後にある政治・社会・文化の動きを読みとっていきたいと思います。
【講座スケジュール】
第1回 5月18日(金) 一条天皇 ―青年天皇の肖像―
詳細:“英明の天子” と称される一条天皇の時代は、さまざまな分野で、すぐれた能力をもつ貴族・官人が輩出した摂関政治期を代表する時代でもありました。青年天皇一条の生涯をたどりながら、平安時代の天皇のあり方について考えます。
第2回 5月25日(金) 藤原行成 ―官僚貴族の肖像―
詳細:三蹟のひとり、書道の大家として知られる藤原行成は、一条天皇・藤原道長の側近として活躍した有能な官僚貴族でもありました。行成の生涯と事績を通して、勤勉に政務に励む、優雅で文化的なだけではない平安貴族の一面を浮かび上がらせます。
第3回 6月 1日(金) 紫式部 ―女流文学者の肖像―
詳細:日本が世界に誇る大河小説『源氏物語』の作者である紫式部の生涯は謎に包まれています。紫式部を例にあげて、この時代に輩出した女流文学者たちが活躍する舞台となった後宮の仕組みを見ていきます。
第4回 6月15日(金) 藤原元命 ―受領の肖像―
詳細:“受領は倒るる所に土をつかめ” 強欲の代名詞ともなった受領国司は、平安貴族社会の繁栄を支える重要な役割を担っていました。「尾張国郡司百姓等解文」によって知られる藤原元命を例にあげて受領国司と地方支配のあり方について考えてゆきます。
第5回 6月22日(金) 源頼光 ―武士の肖像―
詳細:10世紀半ばにおきた承平・天慶の乱(平将門・藤原純友の乱)のあと、平安京でも次第に武士の活躍が目立ってきます。大江山の鬼退治の伝説で知られる源頼光の事績を通して、初期の武士のあり方をさぐります。
名前 | 前田 禎彦 |
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肩書き | 神奈川大学外国語学部准教授 |
プロフィール | 1962年富山県生まれ。1992年京都大学大学院文学研究科国史学専攻博士後期課程単位取得満期退学。2003年神奈川大学外国語学部専任講師。神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科を兼担。2006年に外国語学部助教授、2007年より現職。専門は日本古代史(平安時代史)。主要論文に「摂関期の闘乱・濫行事件」(『日本史研究』433号)、「検非違使別当と使庁」(『史林』82巻1号)、「平安時代の法と秩序」(『日本史研究』452号)。 |
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