学内講座コード:110729
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主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校 (東京都) ]
講座名:
似て非なる国のかたち―日本と中国の比較
申し込み締切:
2024年04月14日 (日) 23:30
開催日時:
4月16日(火)〜 6月 4日(火)/15:05~16:35
入学金:
-
受講料:
23,908円
定員:
30名
講座回数:
7回
講座区分:
前期
その他:
会員受講料: 20,790円(入会金は8,000円(税込))
補足:
-
【目標】
・中国を理解しようとするなら、日本との違いをしっかり認識することが手掛かりになる。
・日本が古代より中国の影響を受けてきたことは広く知られている。しかしそれはただ鵜吞み的に受容したのではない。何をどのように取捨選択していったのか、中国と向き合いながら、日本のオリジナリティをどのように形作っていたのか。あるいは中国もまた日本から重要なものを多く取り入れたが(特に近代以降)、どのようなものであったか。
・現在もまた、お互いに敵視し、反目しあっている面が多いが、お互い切ろうとしても切れない深く複雑に絡み合った関係である。ではどのように向き合うべきか?
【講義概要】
中国はわかっているようで、本当はわからない、わかっているのは部分的で、全体像、全体の動向はわかりにくい、中国は怖い国だが面白い国、日本にとって重要だ、こんな声が多く聞かれます。私も中国との関わりを通して、似たような体験をしています。この講義を通して、古代から現代までを対象として、日本と中国を比較しつつ、それぞれの特徴を冷静に、できるだけ客観的に理解してもらうことを心掛けて講義をしていきたい。ただし、従来の日中関係の解釈にとらわれることなく、講師のオリジナルな考え方を随所で提供していきたい。これからの日本はどのように中国とかかわっていけばいいのか。こうした問題を皆さんと一緒に考えていきたい。
【各回の講義予定】
第1回 2024/ 4/16(火) 全体の概要説明・問題提起と古代中国の国家形成
第2回 2024/ 4/23(火) 古代日本の国家形成
第3回 2024/ 5/ 7(火) 中華帝国の形成とその特徴
第4回 2024/ 5/14(火) 日本の武家社会の形成と統治構造
第5回 2024/ 5/21(火) 幕末から近代国家形成へ
第6回 2024/ 5/28(火) 中国における近代国家像の模索
第7回 2024/ 6/ 4(火) アジア主義は国境を越えられるか
【ご受講に際して】
◆基本的には講師がオリジナルのパワーポイントを毎回作成し、これをもとに講義します。
◆講師の考えを深く理解したい方は、参考図書を読まれることをお勧めします。
◆休講が発生した場合の補講日は6月11日(火)を予定しています。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 天児 慧 |
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肩書き | 早稲田大学名誉教授 |
プロフィール | 1947年生。早稲田大学卒業。一橋大学大学院社会学研究科で博士号取得。2002年4月より早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授。同大学現代中国研究所所長、人間文化研究機構現代中国地域研究9拠点代表など歴任。専門は現代中国論・アジア国際関係論。著書に『中国政治の社会態制』(岩波書店、2018年)、『中国の歴史第11巻 毛沢東VS鄧小平』(文庫本、講談社、2021年)、『中国のロジックと欧米思考』(青灯社、2021年)など。 |
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