学内講座コード:110288
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主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校 (東京都) ]
講座名:
江戸時代の旅日記で《物見遊山・伊勢参り》を追体験 19世紀の旅行ブームの中、女性たちも旅を楽しみます
申し込み締切:
2024年03月30日 (土) 23:30
開催日時:
4月 1日(月)〜 6月17日(月)/15:05~16:35
入学金:
-
受講料:
34,155円
定員:
30名
講座回数:
10回
講座区分:
前期
その他:
会員受講料: 29,700円(入会金は8,000円(税込))
補足:
-
【目標】
・江戸時代の旅日記を読んで19世紀の女性の旅行について考える。
・明治の古地図や江戸時代の絵画資料により歩いた道筋を確認する。
・同行2人の日記により、ときどき別行動することの意義を考える。
【講義概要】
旅日記の記主2人は、19世紀の天保12(1841)年に九州の筑前の国(福岡県)芦屋町より船に乗り、伊勢(三重県)参りをめざします。2人は桑原久子さんと小田宅子さん(俳優高倉健さんの5代前のご先祖)です。本講座は各回数日の旅日記を読みながら、追体験していただくため、明治・江戸時代の古地図や道中記、絵画史料など出版物を配付しご覧いただきます。瀬戸内海を船で大坂(現在は大阪)に向かい、大和(奈良県)より南下して紀伊(和歌山県)吉野の「一目千本」の桜を見物してから、伊勢山田の御師宅までの海路と陸路の“江戸旅”です。現在では困難な180年前の驚きの旅行をご一緒に歩きましょう。
【各回の講義予定】
第1回 2024/ 4/ 1(月) 出発は、天保12(1841)年閏1月16日、船に乗って赤間の関(下関市)へ
第2回 2024/ 4/ 8(月) 雨天・風待ちで船出の予定がたたないため、あきらめて陸路をゆく
第3回 2024/ 4/15(月) 山口に寄ったのは、伊勢まで行けない人が訪れる「大神宮」があるため!?
第4回 2024/ 4/22(月) 室積を船出して、上の関経由で「穴の口」にて下船
第5回 2024/ 5/13(月) 2月8日に宮島船出、「みちのく人」との同船を楽しむ
第6回 2024/ 5/20(月) 13日船出→備後(広島県)あぶと→鞆の浦→14日讃岐丸亀着
第7回 2024/ 5/27(月) 18日丸亀発で播磨高砂に向かいますが、19日難風のため予定外の赤穂の浜で下船
第8回 2024/ 6/ 3(月) 20日〜21日浜辺道を行き、源氏物語・平家物語ゆかりの地を訪ねる
第9回 2024/ 6/10(月) 23日〜29日、土佐堀の宿に泊まり、宿の主人の案内で、大坂の名所見物
第10回 2024/ 6/17(月) 3月1日〜4日、大和路を見物しながら南下し、5日に吉野の「花」を満喫
【ご受講に際して】
◆本講座は2023年度秋に八丁堀校で開講した同講師の継続講座ですが、初めての方でもご受講いただけます。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 菅野 俊輔 |
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肩書き | 江戸文化研究家、歴史家 |
プロフィール | 1948年東京生まれ。カルチャーセンターなどの古文書や江戸学の講師のほか、講演、テレビ出演と監修、著述など幅広く活動中。著書『なぞり書きで覚える江戸のくずし字入門』『江戸・戦国のくずし字古文書入門』(扶桑社)『江戸っ子が惚れた忠臣蔵』(小学館)『江戸の長者番付』『真相解明「本能寺の変」』(ともに青春新書)、監修『鬼平と梅安が見た江戸の闇社会』(宝島新書)等。 |
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