学内講座コード:110239
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主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校 (東京都) ]
講座名:
縄文文化研究の最前線
申し込み締切:
2024年03月30日 (土) 23:30
開催日時:
4月 1日(月)〜 6月17日(月)/13:10~14:40
入学金:
-
受講料:
34,155円
定員:
30名
講座回数:
10回
講座区分:
前期
その他:
会員受講料: 29,700円(入会金は8,000円(税込))
補足:
-
【目標】
・縄文時代の文化・社会を明らかにするための基礎的な方法論を学ぶ。
・未開社会の民族誌的研究からどうのように縄文社会復元の糸口をつかむかについて学ぶ。
・縄文社会の複雑化、階層化過程の視点を学ぶ。
・縄文土器がなぜ過剰な装飾で飾られるのかについて検討し、土器型式が成立する社会背景を学ぶ。
【講義概要】
縄文時代の文化・社会は、以前考えられたのとは異なり、かなり高度な水準に達していたと評価されるようになった。その理由は、集落研究や墓制研究からの解明が進んだからであり、それらを通じて縄文社会の実態が具体的に把握されるようになったからである。縄文社会の分析を通じて、縄文社会がどの程度、複雑化、階層化を遂げた社会であったのかについて、また、社会的基盤となった親族構造や婚姻形態、出自体系について明らかにする。さらに、縄文考古学の長年の謎であった「土器型式」が成立する社会・呪術的背景について仮説を検討する。
【各回の講義予定】
第1回 2024/ 4/ 1(月) 縄文時代研究の基礎学
第2回 2024/ 4/ 8(月) 土器型式の実態
第3回 2024/ 4/15(月) 縄文土器の過剰装飾について
第4回 2024/ 4/22(月) 縄文時代の生業活動(狩猟)
第5回 2024/ 5/13(月) 縄文時代の生業活動(漁労)
第6回 2024/ 5/20(月) 縄文時代の生業活動(植物食料)
第7回 2024/ 5/27(月) 縄文時代中期の村落と社会原理
第8回 2024/ 6/ 3(月) 縄文時代の後期の村落と社会原理
第9回 2024/ 6/10(月) トーテミズムと氏族制社会の登場
第10回 2024/ 6/17(月) 縄文時代は平和な平等社会だっただろうか
【ご受講に際して】
◆参考図書としては『科学で読み解く縄文社会』(高橋龍三郎編著 同成社)、『パプアニューギニア民族誌と縄文社会』(高橋龍三郎編著 同成社)、『村落と社会の考古学』(高橋龍三郎編著 朝倉書店)等があります。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 高橋 龍三郎 |
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肩書き | 早稲田大学教授 |
プロフィール | 1953年長野県生まれ。早稲田大学文学研究科博士後期課程満期退学。現在、早稲田大学文学学術院教授、同・先史考古学研究所所長。専門は先史考古学。主な研究テーマは、縄文社会の複雑化・階層化過程の研究。著書に、『縄文文化研究の最前線』(単著)、『村落と社会の考古学』(編著)等。 |
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