学内講座コード:24122213
この講座について質問する主催:
明治大学リバティアカデミー [ 明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス (東京都) ]
講座名:
世界の「聖地」を旅する【対面】 第二十二の旅 生と死のあわいを尋ねて【対面/世界の文化・歴史/】
申し込み締切:
2024年05月03日 (金) 00:00
開催日時:
2024月5年11日(土)~2024月7年27日(土)/15:00~16:30
入学金:
-
受講料:
19,800円
定員:
30名
講座回数:
6回
講座区分:
前期
その他:
補足:
-
【講座趣旨】
今期の旅では、生と死の表裏一体をなす関わりについて考える旅を中心にすえることにしました。いまだわれわれは死というものを十分に知ってはいない。こう語った詩人リルケの魂の遍歴に身を寄せつつ、生と死を考える手がかりとするところからはじめます。現代の聖なるものとの出会いと「聖地」の現代的な本質を深く掘り下げてみたいと思います。
生きている人間に向かって死者はなにを語ろうとしているのでしょうか。その声なき声に耳をかたむける旅の一端を取り上げて語ります。
【特記事項】
※本講座は対面型となります。
■申込締切日:4月30日(火)
■申込に際し、必ず申し込み方法 をご確認ください。
■受講に際し、必ず受講規約をご確認ください。
■開講決定後、講座開講日7日前を目途に、受講のご案内を発送します。
※お住まいの地域により、お手元に届くまでお時間を要する場合がありますこと、予めご承知おきください。
※申込期日までに、申込手続(受講料の入金含む)が完了していない方には、受講のご案内を郵送いたしません。但し、申込期日が過ぎた後に申込手続が完了した方には、講座初回日にリバティアカデミー事務局の窓口にて、受講のご案内をお渡しします。なお、申込期日までに受講料のお支払いが完了しない場合は、講座の受講をお断りする場合があります。
【講義概要】
第1回 5月11日(土) イタリア北部(アドリア海ドゥイノ)
第一回はアドリア海の奥まったところに突き出した半島の突端にたたずむ城館ドゥイノへご案内します。
断崖沿いの散策路は詩人リルケの径(こみち)と呼ばれ、百年前、ここで現代詩の最高傑作の一つが書き始められました。以来、この地は聖地となっています。
第2回 5月25日(土) スイス(ヴァレー州ラロン教会)
第二回はリルケが望んだ「ついの住処」、スイスの寒村ラロンに立つ小さな教会墓地へご案内します。ヴァレー州の美しい谷間を一望できる高台にあり、ここもまた聖地となっています。
第3回 6月8日(土) 〔対談〕物部川(高知)のほとり――一つの歌碑をめぐって
『きけ わだつみのこえ』の最後に掲げられた木村久夫の遺書はよく知られています。この青年が愛してやまなかった土佐の物部川のほとりには歌碑が立っています。さながら心優しい若者の魂魄が千里を走ってこの川の岸辺までたどり着いたかのようです。
第4回 6月29日(土) サモア人の神話と現実
古代、サモアからハワイに渡来した人たちがいた。11世紀にパアオという名の大神官がハワイにやってきた。その後、子孫が世襲で19世紀までハワイの神殿に君臨した。そのパアオの伝説を紐解いてみましょう。
第5回 7月13日(土) ルーマニア(第一部) ハンガリーとの国境に接するギメシュの谷への旅
谷間の入り口に一人の青年の墓標と追悼碑が立っています。もとはハンガリー側にあった墓標ですが、ルーマニア領に移して現在にいたるのです。
第6回 7月27日(土) ルーマニア(第二部) ギメシュの谷からハンガリーへ
一つの民族によって裏切り者の汚名を着せられ、もう一つの民族によって、英雄であり聖なる存在として畏敬の念をいだかれる青年の数奇で悲劇的な運命をとおして、現代の聖地の本質とはなにかを考える旅です。
名前 | 立野 正裕 |
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肩書き | 明治大学名誉教授 |
プロフィール | 1947年福岡県生まれ。岩手県立遠野高校卒業後、明治大学文学部に入学。同大学文学部教員として英米文学と西洋文化史を研究。「道の精神史」を構想し、ヨーロッパへの旅を重ね続ける。著書に『精神のたたかい――非暴力主義の思想と文学』、『黄金の枝を求めて――ヨーロッパ思索の旅』、『世界文学の扉をひらく』(全十巻、現在第四巻まで刊行中)、『日本文学の扉をひらく』(全十巻、現在第三巻まで刊行中)、『紀行 失われたものの伝説』、『紀行 星の時間を旅して』、『洞窟の反響』、『未完なるものへの情熱』など。 |
名前 | 伊藤 龍哉 |
肩書き | 文芸評論家 |
プロフィール | 1991年大分県生まれ。明治大学文学部卒業。文芸雑誌『トルソー』同人(編集人、群島の会主宰)。共著「世界の『聖地』を旅する 第一~第四の旅路」(編集・発行 明治大学リバティアカデミー)。主な論文「いかにして『明日』は可能か―大西巨人作『精神の氷点』考察」(『社会評論 179号』)、「創造への出発点―オスカー・ワイルドの身振り」(『文芸研究 第129号』)など。 |
名前 | 越川 芳明 |
肩書き | 明治大学名誉教授 |
プロフィール | 1952年千葉県生まれ。筑波大学大学院博士課程文芸・言語研究科単位所得退学。専攻は米文学。90年代後半から、米墨国境地帯のボーダー・ピープルの「声」と「歌」を聴くために、精力的にフィールドワークを行う。著書に『トウガラシのちいさな旅 ボーダー文化論』、『ギターを抱いた渡り鳥 チカーノ詩礼賛』、『周縁から生まれる ボーダー文学論』、『カリブ海の黒い神々 キューバ文化論序説』など多数。 |
名前 | 伊藤 龍哉 |
肩書き | 文芸評論家 |
プロフィール | 1991年大分県生まれ。明治大学文学部卒業。文芸雑誌『トルソー』同人(編集人、群島の会主宰)。共著「世界の『聖地』を旅する 第一~第四の旅路」(編集・発行 明治大学リバティアカデミー)。主な論文「いかにして『明日』は可能か―大西巨人作『精神の氷点』考察」(『社会評論 179号』)、「創造への出発点―オスカー・ワイルドの身振り」(『文芸研究 第129号』)など。 |
名前 | 伊藤 龍哉 |
肩書き | 文芸評論家 |
プロフィール | 1991年大分県生まれ。明治大学文学部卒業。文芸雑誌『トルソー』同人(編集人、群島の会主宰)。共著「世界の『聖地』を旅する 第一~第四の旅路」(編集・発行 明治大学リバティアカデミー)。主な論文「いかにして『明日』は可能か―大西巨人作『精神の氷点』考察」(『社会評論 179号』)、「創造への出発点―オスカー・ワイルドの身振り」(『文芸研究 第129号』)など。 |
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