学内講座コード:24122211
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主催:
明治大学リバティアカデミー [ 明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス (東京都) ]
講座名:
『万葉集』の始まり、「飛鳥万葉」を読むⅠ【対面】 【対面/日本の文化・歴史/文学/】
申し込み締切:
2024年04月18日 (木) 00:00
開催日時:
2024月4年26日(金)~2024月8年23日(金)/13:00~14:30
入学金:
-
受講料:
16,500円
定員:
30名
講座回数:
5回
講座区分:
前期
その他:
補足:
-
【講座趣旨】
日本で最初の和歌集『万葉集』はいつ成立したのか。正確には不明ですが、飛鳥時代から奈良時代までの歌を集めた歌集と見てよいでしょう。実作と考えられる最初の作者は7世紀前半の舒明天皇(在位:628年~641年)と言われています。奈良県の明日香(飛鳥)に都がおかれた時期から『万葉集』の時代は始まるわけです。そこで、藤原京(694年~710年)に都が移るまでのおよそ60年間の歌を「飛鳥万葉」と呼んでみます。『万葉集』巻一前半の歌々がそれに当たります。歌人で言うと、柿本人麻呂が華々しく登場してくるまでの時代が「飛鳥万葉」ということになります。この「飛鳥万葉」を通して『万葉集』とは何かということを考えていきたいと思います。一首一首丁寧に読み解き、初めての方でもわかるように進めていきます。
【特記事項】
※本講座は対面型となります。
■申込締切日:4月16日(火)
■申込に際し、必ず申し込み方法 をご確認ください。
■受講に際し、必ず受講規約をご確認ください。
■開講決定後、講座開講日7日前を目途に、受講のご案内を発送します。
※お住まいの地域により、お手元に届くまでお時間を要する場合がありますこと、予めご承知おきください。
※申込期日までに、申込手続(受講料の入金含む)が完了していない方には、受講のご案内を郵送いたしません。但し、申込期日が過ぎた後に申込手続が完了した方には、講座初回日にリバティアカデミー事務局の窓口にて、受講のご案内をお渡しします。なお、申込期日までに受講料のお支払いが完了しない場合は、講座の受講をお断りする場合があります。
【講義概要】
第1回 4月26日(金) 『万葉集』の時代と内容
20巻の配列は大きく2部から成り、時代は4期に分けられます。その理由と巻の特色を説明していきます。
第2回 5月24日(金) 「飛鳥万葉」とは何か
「飛鳥万葉」の時代、特に壬申の乱を中心に飛鳥古京の歴史・風土、主要作者や表現の特色を説明していきます。
第3回 6月28日(金) 最初を飾る雄略天皇の歌
なぜ巻一は雑歌から始まるのか。1番歌はなぜ5世紀後半の雄略天皇の歌なのか。その理由を考えていきます。
第4回 7月26日(金) 香具山に登り、国見する舒明天皇の歌
橿原市の天香久山からなぜ海が見えるのか、なぜ煙とカモメをうたうのか。その疑問を読み解いていきます。
第5回 8月23日(金) 舒明天皇が宇智の野で遊猟した時の献歌
遊猟は遊びではなく、天皇が行う宮廷儀礼です。献歌も儀礼での約束事という観点から読み解いていきます。
名前 | 居駒永幸 |
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肩書き | 明治大学名誉教授 |
プロフィール | 1951年、山形県生まれ。1979年、國學院大學大学院博士後期課程満期退学。2021年3月、定年により明治大学経営学部教授退任。専攻:日本古代文学・日本民俗学。博士(文学)。 主要著書:『古代の歌と叙事文芸史』(2003年、笠間書院、志田延義賞受賞)、『歌の原初へ 宮古島狩俣の神歌と神話』(2014年、おうふう、連合駿台会学術賞受賞)など。 |
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