学内講座コード:24122210
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主催:
明治大学リバティアカデミー [ 明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス (東京都) ]
講座名:
歌から読み解く『古事記』Ⅰ~神話の中の歌~【対面】 【対面/日本の文化・歴史/文学/】
申し込み締切:
2024年04月18日 (木) 00:00
開催日時:
2024月4年26日(金)~2024月8年23日(金)/10:30~12:00
入学金:
-
受講料:
16,500円
定員:
30名
講座回数:
5回
講座区分:
前期
その他:
補足:
-
【講座趣旨】
『古事記』は日本で最初の書物で、神話から推古天皇までの系譜や出来事を書いた歴史書です。そこには111首もの歌が書き記されています。ほぼ同時期にできた正史『日本書紀』にも同じくらいの歌があります。『古事記』『日本書紀』はなぜ歌を必要としたのでしょうか。最近の研究で、特に『古事記』において歌が大きな役割を果たしているということがわかってきました。『古事記』と『日本書紀』の歌の比較から『古事記』の意図が読み解けるのです。そこで、本講座では『古事記』上巻、つまり神話の中に出てくる8首の歌を取り上げ、その前後の散文とともに読み解きます。一首一首丁寧に読み、初めての方でもわかるように進めていきます。
【特記事項】
※本講座は対面型となります。
■申込締切日:4月16日(火)
■申込に際し、必ず申し込み方法 をご確認ください。
■受講に際し、必ず受講規約をご確認ください。
■開講決定後、講座開講日7日前を目途に、受講のご案内を発送します。
※お住まいの地域により、お手元に届くまでお時間を要する場合がありますこと、予めご承知おきください。
※申込期日までに、申込手続(受講料の入金含む)が完了していない方には、受講のご案内を郵送いたしません。但し、申込期日が過ぎた後に申込手続が完了した方には、講座初回日にリバティアカデミー事務局の窓口にて、受講のご案内をお渡しします。なお、申込期日までに受講料のお支払いが完了しない場合は、講座の受講をお断りする場合があります。
【講義概要】
第1回 4月26日(金) 「序文」に書かれた『古事記』の成立と内容
『古事記』「序文」に出てくる「帝紀」「旧辞」の語、天武朝と元明朝の2段階成立過程について考えていきます。
第2回 5月24日(金) 『古事記』になぜ多くの歌が記されているのか
『古事記』『日本書紀』が歌を多く書くこと自体、中国や日本の史書からみて異例です。その理由を考えていきます。
第3回 6月28日(金) スサノヲノ命の祝婚歌は日本の歌の始まり
クシナダヒメを妻にした時にうたった「八雲立つ」の歌は、出雲神話の中でどんな意味をもつのか
第4回 7月26日(金) ヤチホコノ神の求婚と嫉妬物語は歌で成り立つ
古志のヒスイの女王ヌナカワヒメに求婚し、本妻スセリビメが嫉妬する、『古事記』屈指の長い歌を読み解きます。
第5回 8月23日(金) 兄をうたうタカヒメの歌と海神の女トヨタマビメの悲別歌
兄の神名を明かす歌の「み谷二渡らす」とは何か。子を産んで女神は海神の国に還って行く。その時なぜ歌を贈答するのか。
名前 | 居駒永幸 |
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肩書き | 明治大学名誉教授 |
プロフィール | 1951年、山形県生まれ。1979年、國學院大學大学院博士後期課程満期退学。2021年3月、定年により明治大学経営学部教授退任。専攻:日本古代文学・日本民俗学。博士(文学)。 主要著書:『古代の歌と叙事文芸史』(2003年、笠間書院、志田延義賞受賞)、『歌の原初へ 宮古島狩俣の神歌と神話』(2014年、おうふう、連合駿台会学術賞受賞)など。 |
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