学内講座コード:2411T016
この講座について質問する主催:
東京都立大学オープンユニバーシティ [ 東京都立大学 飯田橋キャンパス (東京都) ]
講座名:
今に息づく江戸時代 首都・官僚・教育
申し込み締切:
2024年05月29日 (水) 23:30
開催日時:
6月8日(土)~6月29日(土)/15:30〜17:00
入学金:
3,000円
受講料:
10,100円
定員:
36名
講座回数:
4回
講座区分:
前期
その他:
本講座は講師著作『今に息づく江戸時代』(吉川弘文館:2021)をテキストとして使用しますので各自で購入してください。アマゾンなどで購入可能です。
補足:
-
【講座内容】
今日、日本社会は、モデル「喪失」と「創出」の時代を迎えています。それは明治以降の近代日本が、西洋基準のもと、欧米に追い付く努力をしてきたのに対し、西洋文明の限界が見えてきたことによります。すなわち欧米主導の「グローバリズム」が、「平和」「環境」「流行病」「人権」など地球規模で深刻な問題に遭遇し、地域・国家・民族・宗教などの格差・緊張を拡大しているからです。2024年の今、世界規模であらゆる問題が発生していますが、これらの諸問題は、世界を単純に二分する「二元論」や「善悪論」では解決できず、極めて高度な政治力・調整力が必要とされます。そして何よりも人々が平和に暮らせるための人間尊重の精神が重要です。少し見方を変えますが、戦国の騒乱を克服し、列島規模で平和を実現した江戸時代は、明治維新を経て欧米化を加速し現代へと変遷していきますが、江戸時代の265年は、日本人にとってどのような意味をもたらしたのでしょうか。実は、江戸時代に形づくられた強固な統治・行政システム・社会・経済の発展、教育・文化の普及など、制度・システム・習慣は、現代の日本社会の重要な基礎となっているのです。鎖国という制度をもち、欧米化一辺倒ではなかった江戸時代ですが、はたして現代の日本に独自に影響を及ぼしたもの、はたまた参考にすることがあるのでしょうか。本講座では、「平和」と「文明」をキーワードに江戸時代を見直します。
【講座スケジュール】
第1回 06-08 15:30~17:00
第2回 06-15 15:30~17:00
第3回 06-22 15:30~17:00
第4回 06-29 15:30~17:00
【対象者】
一般の方・大学生・高校生
単位数:1単位
※定員の充足状況の変化で、締切前でも受付終了・開講中止等になる場合があります。お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 大石学 |
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肩書き | 東京学芸大学 名誉教授、時代考証学会 会長 |
プロフィール | 日本近世史学者。1976年東京学芸大学社会科卒業、同大学院修士課程修了。1982年筑波大学大学院博士課程単位取得満期退学、1987年名城大学専任講師、1989年助教授、1997年東京学芸大学助教授、2001年教授。2016年4月より2018年3月まで副学長(兼附属図書館長)。2018年9月1日より独立行政法人日本芸術文化振興会監事。 NHK大河ドラマ『新選組!』『篤姫』『龍馬伝』『八重の桜』等の時代考証を担当。2009年、時代考証学会を設立、現在同会会長。 著作は多数にのぼるが、本年1月に『明治・大正・昭和の時代劇メディアと時代考証』(勉誠出版)を上梓した。 |
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