学内講座コード:2411G002
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主催:
東京都立大学オープンユニバーシティ [ 東京都立大学 飯田橋キャンパス (東京都) ]
講座名:
実例からみる鉄道における高分子材料の応用開発 —本四架橋瀬戸大橋用新斜張橋の開発など—
申し込み締切:
2024年03月26日 (火) 23:30
開催日時:
4月5日(金)~4月26日(金)/13:30〜15:00
入学金:
3,000円
受講料:
10,100円
定員:
15名
講座回数:
4回
講座区分:
前期
その他:
補足:
-
【講座内容】
高分子とは何か?鉄道技術の進歩においては、高分子材料は大変重要な役割を果たしてきています。講師は、1963年国鉄本社採用後、国鉄鉄道技術研究所に23年間(有機化学ユニットリーダー)、JRへの改革後は(財)鉄道総合技術研究所に3年間ほど理事長直属の主幹研究員として研究開発してきました。具体的に、高分子材料では特にプラスチック・ゴム・複合材料の劣化究明・耐久性評価・寿命予測を研究しつつ、“東北・上越新幹線・埼京線”等へ「弾性マクラギ」等を応用開発し、高分子材料を鉄道材料として確立させました。同時に“リニアモーターカー”の開発に初期から参加し、“極低温断熱・荷重支持材”“超軽量構体”“緊急・補助用ゴムタイヤ”等を開発しています。近年、「脱炭素!」が流行してますが、地球温暖化の主犯は炭素ではなく二酸化炭CO2です。炭素はわれわれ人間だけではなくすべての動植物のからだの主役です。炭素C・水素H・酸素Oが結合してモノマーとなり、それが何万、何十万も繋がった重合体が高分子ポリマーです。CとHだけが繋がったポリエチレンやポリプロピレンはポリ袋や車の内装でお馴染みであり、C・H・Oからはナイロンなどになります。さらには、タンパク質・糖質・脂質も高分子です。炭素・水素・酸素を主役に、塩素Cl・硫黄S・フッ素Fが脇役になった「高分子」はゴムやプラスチックや繊維のほか、塗料・接着剤など天然/合成品となります。本講座では、高分子材料の耐久性研究および鉄道など産業分野への応用開発などを専門とする講師が、その研究開発の内容について解説します。<本講座で解説する主なテーマ>1 リニア中央新幹線の基幹技術の開発3テーマ2 東北・上越新幹線の工事反対を突破できた弾性マクラギの開発3 廃タイヤ公害を無くし、新幹線の振動騒音対策を兼ねたゴムタイヤリサイクル技術の開発4 雪と氷の害を防ぐ新コーティングの開発5 鉄道と車が通れる本四架橋瀬戸大橋用新斜張橋の開発
【講座スケジュール】
第1回 04-05 13:30~15:00
第2回 04-12 13:30~15:00
第3回 04-19 13:30~15:00
第4回 04-26 13:30~15:00
【対象者】
問わない
単位数:1単位
※定員の充足状況の変化で、締切前でも受付終了・開講中止等になる場合があります。お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 大石不二夫 |
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肩書き | 神奈川大学名誉教授、総合理学研究所客員研究員(工学博士) |
プロフィール | 1940年 東京都小石川生まれ。 中学3年末〜高卒迄国策パルプ本社ビルのエレベーターボーイ。 都立化工高を卒業後、千代田化工建設(株)1年間。東京都立大学工学部卒業後、国鉄本社採用で鉄道技研(財)鉄道総研にて研究・開発26年間。50歳〜神奈川大学理学部教授、研究・教育に20 年間。70〜81歳帝京大学短期大学教授、客員教授。 |
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