学内講座コード:B2
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主催:
東洋大学社会貢献センター(エクステンション課) [ 東洋大学 白山キャンパス (東京都) ]
講座名:
エクステンション講座B「生と死の哲学 -S.キルケゴールの実存思想の系譜と展望-」
申し込み締切:
2019年10月02日 (水) 23:30
開催日時:
2019年10月12日(土)~11月16日(土)
※11月2日を除く
15:00~17:00(120分)
入学金:
-
受講料:
8,250円
定員:
50名
講座回数:
5回
講座区分:
後期
その他:
東洋大学生:¥2,750(全5回分)
補足:
-
【講座の到達目標】キルケゴールの実存思想は、近現代に多大な影響を与えると同時に、大きな誤解を受けてきた。本講義において、そうした誤解を解くと同時に、その実存思想の尽きぬ意義を展望する。
中里と山舘は、『生命倫理事典』(大陽出版刊行)の編纂と出版に、10年以上の歳月と労力を注いできた。10年以上におよぶ編纂作業を通して延べ1000人以上の人々がこの編纂事業にかかわり、改訂を繰り返して3冊の事典を出版した。本事典は、日本の生命倫理学領域文献における金字塔であり、アメリカやドイツで刊行されている事典とともに、国際的に代表的な事典である。中里と山舘は、30年以上の高等学校を含む教育現場で教員としての豊富な経験を持ち、様々な学生や生徒と接してきた。生命倫理事典編纂刊行事業や教育現場における経験および研究をとおして、中里と山舘は現代の教育の在り方や社会の展望についても、探求をおこなってきた。本講座においては、キルケゴールの実存思想を媒介にして、生と死の哲学宗教思想について、19世紀後半から20世紀の概括と21世紀の展望をおこなうものである。また、我が国における実存思想の意義についても、同時に触れていく。キルケゴールの実存思想は、キリスト教プロテスタントルター派を背景としているが、その思想の本質は、プロテスタントルター派に留まるものではなく、むしろ、キリスト教正教の伝統や伝承に最も近く、また、古代ギリシアの霊魂不滅思想や北欧北方の土着思想を基層としたものである。
日程
第1回 10月12日(土) 中里巧
キルケゴール実存思想の概括
第2回 10月19日(土) 中里巧
正教(自由意志と罪理解)・霊魂不滅・血の復讐
第3回 10月26日(土) 山舘順
近現代ヨーロッパの世相(人生観・宗教観・世界観)
第4回 11月9日(土) 山舘順
近現代日本の世相(人生観・宗教観・世界観)
第5回 11月16日(土) 中里巧
21世紀におけるキルケゴール実存思想の展望
受講証:有り
払込期間終了後、受講料納入者に送付。当日、ご持参ください。
開催場所:「受講証」に教室名等を記載
申込・振込期間:9月2日(月)~10月2日(水)
名前 | 中里 巧 |
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肩書き | 東洋大学文学部教授 |
プロフィール | |
名前 | 山舘 順 |
肩書き | サレジオ工業高等専門学校准教授 |
プロフィール |
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