学内講座コード:
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主催:
佛教大学 [ 佛教大学オープンラーニングセンター (京都府) ]
講座名:
仏教絵画 ~その多彩な魅力~
申し込み締切:
2016年03月13日 (日) 23:30
開催日時:
1 月18日(月)、2 月29日(月)、3 月14日(月)/13:00~14:30
入学金:
-
受講料:
1,000円
定員:
150名
講座回数:
12回
講座区分:
通年
その他:
各1回1,000円
補足:
-
密教画、浄土教絵画、地獄絵、祖師絵伝、寺院縁起…。一口に仏教絵画と言っても内容は多岐にわたり、掛幅、絵巻物、壁画などその形態も実に様々です。しかし、ジャンルは違えど、それら全てには、それを生みだし、見つめ
た人間の様々な願いが込められています。幾多の人の手を経て伝えられてきた数百年、数千年前の絵画に接することは、その時代に生きた人たちの思想、感性に迫る絶好の機会です。そこには、絵画に関わった人々の生の息遣いが感じられます。本講座では、仏教絵画を中心とする東アジアの絵画、視覚芸術を広くとりあげ、その多彩な魅力に迫ります。受講生の皆さま、美しく、切なく、躍動的で、時に恐ろしい仏教絵画の世界をともに楽しみましょう。
■冬期の講座内容
1 月18日(月)伝えられた祈り ―神戸の仏教絵画―
メリケンパークや異人館、中華街、美味しい洋菓子とおしゃれなファッション。幕末の開港によって流れ込んだ各国文化が融合し、根付いた神戸は異国情緒あふれる魅力的なみなとまちです。でも、神戸の魅力はそれだけではありません。古来、都に近く、気候も良く、陸海交通の要衝でもあったこの街は、永い歴史に育まれたもっと色んな顔を持っています。本講座では、意外?にも多く遺る神戸の仏教絵画を皆さんとともに鑑賞し、知られざる神戸の姿をご紹介します。
2 月29日(月)受け継がれる記憶 ―神戸・須磨の名宝巡覧―
皆さんは“須磨”という地域をご存じでしょうか。神戸市域の西に位置し、夏は海水浴場としてにぎわう陽光あふれる素敵な場所です。そして、この地域は、古来、実に様々なイメージを育んできた場所でもあります。和歌にも詠まれた美しい白砂青松、独特の情趣を感じさせる須磨の関。松風・村雨の悲恋伝説と光源氏の隠棲と再生の物語、敦盛最期が哀れを誘う源平合戦の激戦地など、この地が内に抱えるイメージは実に様々です。また、地域に点在する寺社には、その豊かな歴史を感じさせる宝物が数多く伝わっています。今回は、神戸市立博物館で開催中 の「須磨の歴史と文化展ー受け継がれる記憶ー」にあわせて京都から近くて遠い?この須磨に関わる名品の世界へ皆さんをご紹介します。もちろん、仏教美術も盛りだくさんです。
※2月29日の講座内容は当初より変更となっております。悪しからずご容赦ください。
3 月14日(月)図画に秘められた悟りへの意思 ―空海の芸術世界―
「真言秘蔵の経疏は隠密にして図画を仮らずんば相伝することあたわず」空海が、『御請来目録』中に、師・恵果の言として載せたこの一文は、密教における芸術(視覚イメージ)の役割を見事に語っています。類稀な感性と行動力によって日本の基層文化とインド伝来の密教的世界を融合した空海の思想、芸術世界の謎に迫ります。
※講師の緊急な都合などにより、日程、講義内容等を変更する場合があります。
・興味・関心のある回、1回のみの受講も可能です。
・各回の講義内容ならびに会場へのアクセス方法は、当センターホームページに掲載しておりますのでそちらをご覧ください。
名前 | 川野 憲一(かわの のりかず) |
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肩書き | 神戸市立博物館学芸員 |
プロフィール |
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