学内講座コード:11120039
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主催:
明治大学リバティアカデミー [ 明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス (東京都) ]
講座名:
江戸の戯作文学に親しむ パート3 ─黄表紙・滑稽本の世界─
申し込み締切:
2011年03月28日 (月) 23:30
開催日時:
4月 4日(月)、 4月18日(月)、 5月 2日(月)、 5月16日(月)、 5月30日(月)、 6月13日(月)、 6月27日(月)、 7月11日(月)、 7月25日(月)、 8月 8日(月)/13:00~14:30
入学金:
3,000円
受講料:
24,000円
定員:
30名
講座回数:
10回
講座区分:
前期
その他:
補足:
-
【講座趣旨】
本講座では、時空を超えて江戸の通俗小説の世界を探訪します。
明治時代の初等教育用教科書『読方入門』、妖怪が登場する楽しいテキスト・江戸の草双紙の昔話ものから学びはじめ、くずし字に慣れてから、十返舎一九の黄表紙二作品を読んでみます。
黄表紙は、絵が主役の読物で、現代のコミックのような作品です。おおよそひらがなで書かれています。作者の一九自身が書いた読みやすい字ですので、読解の基本となる変体仮名を覚えるのに最適です。
滑稽本は、十返舎一九の『東海道中膝栗毛』が代表的作品です。今まであまり紹介されていない『続膝栗毛』三編を読みます。
滑稽本は、黄表紙より字が大きく、読みやすいうえ、ほぼ全漢字にふり仮名付きなので、しだいに漢字のくずし方にも慣れるでしょう。
また江戸の出版物、風俗や時代背景に言及するとともに、江戸の出版事情を理解するために、実物の版本に触れる機会も設けたいと思います。
変体仮名の読解は、けっして難しいものではありません。初めて仮名を覚えた幼少期に生まれ変わったつもりで、ひとつずつ楽しく習得していきましょう。
【教材】
レジュメ資料
名前 | 二又 淳 |
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肩書き | 明治大学法学部兼任講師 |
プロフィール | 1969年青森県出身。早稲田大学大学院博士後期課程単位取得退学。江戸時代の黄表紙・滑稽本・人情本を中心とした戯作文学、とくに山東京伝や十返舎一九などの作品、江戸の出版事情について研究。現在、早稲田大学・武蔵大学などで講師兼任。 |
名前 | 伊能 秀明 |
肩書き | 明治大学中央図書館事務長 |
プロフィール | 1953年群馬県生まれ。文部科学省委嘱事業や笹川科学研究所を受け、明治大学の学術資源や人的ネットワークを生かした生涯教育事業その他の庶務に従事。著書に『法制史料研究』1~4、『大江戸捕物帳の世界』(アスキー新書)など。元明治大学博物館事務長。法学博士。 |
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