学内講座コード:330302
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主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 中野校 (東京都) ]
講座名:
朝鮮李朝王朝史 高麗から李朝建国、李成桂から世祖まで
申し込み締切:
2015年09月26日 (土) 23:30
開催日時:
10月 3日(土)~11月28日(土)/10:30~12:00
入学金:
8,000円
受講料:
18,922円
定員:
30名
講座回数:
8回
講座区分:
後期
その他:
ビジター価格 21,773円
補足:
-
【目標】
1392年から1910年まで続いた東洋で最も長い歴史を誇る朝鮮王朝(李朝)の栄枯盛衰を年代を追いながら概観します。
【講義概要】
今学期は、高麗が倒れ李朝が建国され、朝鮮の体制が完成する世祖のころまでの歴史を学びます。高麗王朝は元の影響が強かったのですが、元が弱まり始めると恭愍王は元から離れようとしました。明が建国し、親元、親明の勢力が対立する中、親明派として登場した人物が李成桂です。李成桂は高麗王から禅譲される形で王位を引き継ぎました。朝鮮王朝の始まりです。
まず、都を漢城(ソウル)に移し、都作りに邁進する中で、王位をめぐり李成桂の息子達が対立する王子の乱が始まります。この乱で3代太宗が権力を掌握し、朝鮮王朝の統治体制を確立しました。その土台の上に登場した王が、4代世宗です。世宗の時代に訓民正音(ハングル)が定められたり、科学技術が発展したりしました。その後、文宗、端宗を経て、世祖の時代、さらに社会の様子が変わりました。ところで、このような中で、朝鮮は明との宗属関係を結ぶとともに、日本、琉球、女真とも様々な関わりをもちました。これらのことを、高麗末期から具体的に触れていきたいと思います。
【主な講義内容】
高麗とモンゴル / 朝鮮王朝建国のきっかけ、高麗恭愍王の反元政策 / 太祖:明と朝鮮、王子の乱 /
太祖:王都建設と風水 / 太宗:朝鮮の体制の確立 / 世宗:訓民正音(ハングル)の制定 /
端宗哀史、世祖のクーデターと不信 / 朝鮮と室町時代の日本、琉球、女真
【テキスト・参考図書】
参考図書
『新版 世界各国史(2)朝鮮史』(山川出版社)(3,500円)(ISBN:978-4634413207)
『朝鮮王朝実録【改訂版】』(キネマ旬報社)(3,200円)(ISBN:978-4873763910)
名前 | 武井 一 |
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肩書き | 都立日比谷高等学校講師 |
プロフィール | 1963年東京生まれ。成蹊大学法学政治学研究科博士前期課程修了(法学修士)。高等学校では地歴・公民と韓国語を担当。韓国の歴史、文化に関心をもち、研究を行う。著書に『ソウルの王宮めぐり』(桐書房)、『朝鮮王宮完全ガイド』(角川ソフィア文庫)、『皇室特派留学生』(白帝社)などがある。 |
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