学内講座コード:110158
この講座について質問する主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校 (東京都) ]
講座名:
フランス文学に親しむ―プルースト『失われた時を求めて』の世界
申し込み締切:
2024年05月07日 (火) 23:30
開催日時:
5月 9日(木)〜 6月13日(木)/10:40~12:10
入学金:
-
受講料:
20,493円
定員:
30名
講座回数:
6回
講座区分:
前期
その他:
会員受講料: 17,820円(入会金は8,000円(税込))
補足:
-
【目標】
・長編小説の丁寧な読解を実践する。
・同時代の文化・社会への関心を深める。
・作品の今日的な射程について考える。
【講義概要】
20世紀フランス文学を代表する作家マルセル・プルースト(1871-1922)が生涯を賭して紡いだ長編小説『失われた時を求めて』(1913-1927)は、なぜ時代や言語の境を越えて多くの読者を惹きつけるのでしょうか。謎と刺激に満ちた物語の冒頭部分を出発点としつつ、作家の人生や同時代の文化・社会の動向にも目を向けながら、作品世界の魅力をじっくり考えてゆきましょう。本講義では、第1篇『スワン家のほうへ』を中心にすえて読書を進めてゆく予定です。
【各回の講義予定】
第1回 2024/ 5/ 9(木) プルーストの生と作品
第2回 2024/ 5/16(木) 「不眠の夜」あるいは物語の母胎
第3回 2024/ 5/23(木) 無意志的記憶をめぐる偶然
第4回 2024/ 5/30(木) シンメトリックな作品構造
第5回 2024/ 6/ 6(木) 新たな恋愛の心理学
第6回 2024/ 6/13(木) 文学創造のほうへ
【テキスト・参考図書】
テキスト
『『失われた時を求めて 1 スワン家のほうへ I』』(岩波文庫)(ISBN:978-4003751091)
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 小黒 昌文 |
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肩書き | 早稲田大学教授 |
プロフィール | 1974年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部フランス文学専修を卒業後、京都大学大学院文学研究科文献文化学専攻フランス語フランス文学専修修士課程に進学。2005年、同研究科博士課程修了。博士(文学)。専門はフランス近代文学、特に小説家マルセル・プルースト(1871-1922)の生涯と作品。主な著書に『プルースト 芸術と土地』名古屋大学出版会、2009年、訳書にフィリップ・フォレスト『洪水』河出書房新社、2020年(澤田直との共訳)、アラン・コルバン『木陰の歴史 感情の源泉としての樹木』藤原書店、2022年などがある。 |
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