学内講座コード:2411T001
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主催:
東京都立大学オープンユニバーシティ [ 東京都立大学 飯田橋キャンパス (東京都) ]
講座名:
画鬼 河鍋暁斎×鬼才 松浦武四郎 東京の魅力ある博物館・美術館シリーズ:静嘉堂文庫美術館
申し込み締切:
2024年04月03日 (水) 23:30
開催日時:
4月13日(土)/14:00〜15:30
入学金:
3,000円
受講料:
3,000円
定員:
30名
講座回数:
1回
講座区分:
1回もの
その他:
補足:
-
【講座内容】
静嘉堂は、岩﨑彌之助(1851~1908 彌太郎の弟、三菱第二代社長)と岩﨑小彌太(1879~1945 三菱第四代社長)の父子二代によって創設・拡充され、現在、国宝7件、重要文化財84件を含む、およそ20万冊の古典籍(漢籍12万冊・和書8万冊)と6、500件の東洋古美術品を収蔵しています。「静嘉堂」の名称は中国の古典『詩経』の大雅、既酔編の「籩豆静嘉」の句から採った彌之助の堂号で、祖先の霊前への供物が美しく整うという意味です。静嘉堂文庫美術館は、1992年(平成4)4月に世田谷区岡本の岩﨑家霊廟の敷地内に開館し、2021年(令和3)6月まで、収蔵品のみで、幅広いジャンルの展覧会を開催してまいりました。静嘉堂創設130周年にあたる2022年(令和4)10月、彌之助が美術館建設を願っていた東京丸の内の、重要文化財・明治生命館1階にて展示活動を始めています。今回の講座では、彌之助と同様、幕末に生まれ明治を生きた、絵師・河鍋暁斎(1831~89)と、探検家で好古家、著述家、北海道の名付け親である松浦武四郎(1818~88)にスポットをあてます。静嘉堂には、松浦武四郎が集めた古物、例えば勾玉が沢山連なった「大首飾り」や、土器や鏡など考古遺物、法隆寺に伝来した「百万塔陀羅尼」などが所蔵されています。2013年「松浦武四郎展」で初公開した折、武四郎が河鍋暁斎に生前、制作を依頼した重要文化財「武四郎涅槃図」(松浦武四郎記念館蔵)に描かれた古物が20点もあることが明らかとなり、注目をあつめました。本展では重要文化財「武四郎涅槃図」とそこに描かれた、「大首飾り」(当館所蔵)をはじめとした武四郎愛玩の品々(武四郎記念館所蔵品と当館所蔵品)を同じ空間で展示し、「武四郎涅槃図」を初めて立体的に再現します。また住いも近く、共に天神を信仰し、情に篤い暁斎と武四郎の交流を、具体的な作品を通じて紹介します。幕末明治の多才な二人と、彼らを支えた人々の、古物(文化財)への情熱に思いを馳せる機会となれば幸いです。
■静嘉堂文庫竣工100年 ・ 特別展画鬼 河鍋暁斎×鬼才 松浦武四郎 「地獄極楽めぐり図」からリアル武四郎涅槃図まで2024年4月13日(土)~ 6月9日(日)*毎週月曜日、5/7(火)は休館、4/29(月・祝)、5/6(月・祝)は開館
【講座スケジュール】
第1回 04-13 14:00~15:30
単位数:1単位
※定員の充足状況の変化で、締切前でも受付終了・開講中止等になる場合があります。お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 吉田恵理 |
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肩書き | 静嘉堂文庫美術館 学芸員 |
プロフィール | 学校法人城西大学 城西国際大学水田美術館の開館より、学芸員として8年勤務したのち、静岡市美術館の準備室より10年間、学芸係長をつとめる。2019年より静嘉堂文庫美術館学芸員。 世田谷岡本の静嘉堂文庫美術館では「江戸のエナジー 風俗画と浮世絵」展(2020年)を企画担当、岡本最後の展覧会「旅立ちの美術」展の副担当。静嘉堂@丸の内で、開館記念展Ⅲ「お雛さまー岩﨑小彌太邸へようこそ」(2023)、「あの世の探検—地獄の十王勢ぞろい」展(2023)を企画担当。 江戸時代の絵画史、中でも文人画を中心に、室町水墨画や、中国絵画など文人文化に関心がある。 |
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