学内講座コード:21107
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主催:
慶應義塾大学 [ 慶應義塾大学 オンライン (オンライン) ]
講座名:
経済学らしくない経済学を学ぼう
申し込み締切:
2021年04月26日 (月) 23:30
開催日時:
5⽉15⽇、22⽇、29⽇、6⽉5日(土)/14:45~16:15
入学金:
-
受講料:
15,000円
定員:
70名
講座回数:
4回
講座区分:
前期
その他:
補足:
-
経済学は「おカネの話」ばかりする学問だと思っていませんか?あるいは経済学を勉強するとお金持ちになれると思っていませんか?この講義はそうした世間一般の誤解を解き、日々の暮らしに経済学を活用してもらうことを目指すものです。経済学は「社会現象の見方」です。人間の合理的な行動を前提に、社会がどのように動いているか、そのメカニズムを分析します。そしてそのメカニズムを活用して、社会問題の解決策を提示します。ですので、その対象は「おカネの話」だけに限りません。人間が関わるすべての事象が経済学の分析対象になるのです。この講義では、こうした経済学の考え方をお示しした後、私がこれまで手がけてきた「大相撲」「お寺」「家族」など一見すると経済学とは関連しないようなテーマのなかからいくつかピックアップしてお話しします。経済学との関連が薄いと思われる理由は、これらの組織が必ずしも一般の財やサービスに見られる市場メカニズムによって動いていないためです。伝統文化や宗教などの分野は業界独特のルールや政府の規制に従って動いています。そのため、純粋な市場経済とはさまざまな面でズレが生じます。そうしたズレが大きくなりすぎると、不祥事が起きたり、国民にそっぽを向かれたりして、業界が廃れていきます。経済学を学ぶことによって、特定の業界で問題が起きる理由もわかりますし、どうすればそれを解決できるかもわかります。本講義ではそれぞれの業界の裏話も随時織り込みながら、みなさんの知的好奇心をかき立てる内容にしたいと考えています。
【スケジュール】
2021年05月15日(土)4限(14:45~16:15) \t主題:「経済学的思考法」の解説
説明:身近なテーマをとりあげつつ、本シリーズにおける統一的な「考え方」を解説します
2021年05月22日(土)4限(14:45~16:15) \t主題:大相撲と高校野球の経済学
説明:伝統文化とスポーツの融合である「大相撲」と100年以上の歴史を持つ国民的イベントである「高校野球」を経済学的に分析します
2021年05月29日(土)4限(14:45~16:15) \t主題:お寺の経済学
説明:宗教法人である「お寺」がどのような問題を抱え、今後どのようになっていくかを解明します
2021年06月05日(土)4限(14:45~16:15) \t主題:家族の経済学
説明:家族という組織がどのような論理のもとで形成されているかを明らかにし、家族ゆえの問題点とその解決策を探ります
教 室 \tオンライン講座
形 式 \tレクチャー形式
キーワード \t経済学的思考法、組織のガバナンス
修了条件:全講座回数の4分の3以上の出席および担当教員による判定
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 中島 隆信 |
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肩書き | 慶應義塾大学 商学部 教授 |
プロフィール | 1960年神奈川県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。同大学経済学研究科博士課程単位取得退学。博士(商学)。2001年より慶應義塾大学商学部教授。これまで経済学の思考法をさまざまな分野に応用し、新たな視点を示すことに関心を持っている。主な著書に、『大相撲の経済学』『お寺の経済学』『障害者の経済学』『オバサンの経済学』『高校野球の経済学』(以上、東洋経済新報社)『「笑い」の解剖』(慶應義塾大学出版会)など多数 |
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