中島敦『わが西遊記』を読む

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• 講座詳細

  【講座概要】
  遠くインドを目指した旅路、集まる仲間、数々の困難との対峙。「西遊記」は物語たるための多くの要素を持った有名な作品で、今でも多く映像化されています。故夏目雅子が三蔵法師を演じたドラマをご記憶の方も多いでしょう。1980年代に少年期を過ごした方は鳥山明の「ドラゴン・ボール」を思い出すかもしれません。何故、いつまでも色あせることなく「西遊記」は用いられるのか、そこへの興味も尽きませんが、こういったオーソドックスな「西遊記」の活用からは少しズレたところでその物語を捉えたのが中島敦の『わが西遊記』(「悟浄出世」「悟浄歎異」)です。中島敦は「西遊記」の世界に何を見たのか、文章を丹念に追うことで考えてみたいと思います。
  
  ※「悟浄出世」「悟浄歎異」の二作品をお読み頂ければどのテキストでも結構です。
  
  【講座スケジュール】
  第1回 10/12(土) 中島敦と「西遊記」
  第2回 10/19(土) 悟空は確かに天才だ―「悟浄歎異― 沙門悟浄の手記― 」
  第3回 10/26(土) 聖なる狂気を知る者は幸いじゃ―「悟浄出世」

• 備考

  【備考】
  ※5名未満の場合は非開講になることがあります。
  
  
  ※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
  お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

• 講師陣

  名前	奴田原 諭
  肩書き
  プロフィール	二松學舍大学大学院博士後期課程単位取得満期退学。文教大学では近代文学や情報処理系の科目を担当。専門は近現代国文学で、戦中から戦後にかけての作家、中でも中島敦が専門です。初めての映画体験はテアトル東京での「STAR WARS」1作目でした(EpisodeIV: A New Hope)。 そのせいか、映像にも興味あり。黒澤明や萬屋(中村)錦之介主演の東映時代劇、毎年12月には「忠臣蔵」を見たくなります。