学内講座コード:18K11230F
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主催:
文教大学地域連携センター [ 文教大学越谷キャンパス (埼玉県) ]
講座名:
原典・引用・影響 ―「人虎伝」「変身」「山月記」
申し込み締切:
2018年10月12日 (金) 23:30
開催日時:
10月13日(土)~10月27日(土)/10:40~12:10
入学金:
-
受講料:
4,700円
定員:
20名
講座回数:
3回
講座区分:
数回もの
その他:
補足:
-
【講座概要】
中島敦の「山月記」は国語科の教科書にも採用されている有名な作品ですが、実はこの作品、中国古典の中にその原典を見出すことができます。あるいはドイツ文学に分類されるフランツ・カフカの「変身」を、影響関係のある作品として名指しすることも可能でしょう。そう考えると、「山月記」は中島敦のオリジナル作品とは言えない、そんな声が聞こえてきそうです。
しかし、その指摘に意味はあるのでしょうか。そもそも、オリジナルとはどういうことをいうのか、いや、オリジナルなものなどこの世に存在するのか、そんなことも考えてしまいます。オリジナル、それが否定されるなら、原典や影響関係のある作品はもっと積極的に捉えられるべきでしょう。今回は作品単体ではなく、他の作品を物差しとしたとき「山月記」はどのような姿を我々に見せてくれるのか、そのことを考えてみたいと思います。
※「人虎伝」と「山月記」の本文についてはプリントで用意いたします。
【講座スケジュール】
第1回 10/13(土) 原典である「人虎伝」
第2回 10/20(土) 影響作としての「変身」
第3回 10/27(土) 「山月記」という到達点
【備考】
※5名未満の場合は非開講になることがあります。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 奴田原 諭 |
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肩書き | 文教大学非常勤講師 |
プロフィール | 二松學舍大学大学院博士後期課程単位取得満期退学。文教大学では近代文学や情報処理系の科目を担当。専門は近現代国文学で、戦中から戦後にかけての作家、中でも中島敦が専門です。初めての映画体験はテアトル東京での「STAR WARS」1作目でした(EpisodeIV: A New Hope)。 そのせいか、映像にも興味あり。黒澤明や萬屋(中村)錦之介主演の東映時代劇、毎年12月には「忠臣蔵」を見たくなります。 |
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