学内講座コード:110306
この講座について質問する※現在、この講座の申し込みは
行っていません。
主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校 (東京都) ]
講座名:
古代メソポタミア史詳説 商人の活動とその家族の日常
申し込み締切:
2023年04月06日 (木) 23:30
開催日時:
4月 8日(土)~ 6月24日(土)/15:05~16:35
入学金:
-
受講料:
34,155円
定員:
30
講座回数:
10回
講座区分:
前期
その他:
会員受講料: 29,700円(入会金は8,000円(税込))
補足:
-
【目標】
・古代メソポタミア史上の一大変革期とされる前2千年紀初頭の社会経済史上の意義とその影響を理解する。
・古代メソポタミア文明を知るための様ーな楔形文字史料(邦訳)の読解に慣れる。
・古バビロニア時代・古アッシリア時代の一般市民、とりわけ商人とその家族の日常生活や宗教観などに関する理解を深める。
【講義概要】
古代メソポタミア世界から出土する楔形文字資料のうち民間人による世界最古の詳細な交易や活動記録「シッパル文書」「ラルサ文書」「キュルテペ文書」などービジネス通信や契約書、家族間の書簡、裁判記録類ーを基本史料とて紹介します。
前2千年紀初頭に始まる民間経済隆盛の時代を市民たちはどう生き抜いたのかを、具体的な史料に基づいて解説していきます。
古代メソポタミア文明の歴史を、一般概説書ではあまり取り上げられていない社会経済史的視点から概説していきます。
【各回の講義予定】
第1回 2023/ 4/ 8(土) 古バビロニア時代・古アッシリア時代の歴史展開と社会様相の変化の概要
第2回 2023/ 4/15(土) バビロニアにおけるタムカールム(民間商人)の登場とその背景
第3回 2023/ 4/22(土) 北部アッカド地方の商都シッパルとその商人たち
第4回 2023/ 5/13(土) シッパル市のシャマシュ神殿と女神官たちの経済活動
第5回 2023/ 5/20(土) 南部シュメール地方の商都ラルサとその商人たち
第6回 2023/ 5/27(土) ラルサ市の奴隷商人バルムハムヘとその活動
第7回 2023/ 6/ 3(土) ラルサ市の商人シャマシュ・ハーツィルの経歴とその家族
第8回 2023/ 6/10(土) 国際交易の中継都市アッシュルとその商人たち、女性の経済活動
第9回 2023/ 6/17(土) 商業植民地カニシュ(キュルテペ)における商会の活動
第10回 2023/ 6/24(土) アッシュル市の「プシュ・ケーン商会」とその活動
【ご受講に際して】
◆古代メソポタミア史・古代エジプト史に関する高校世界史程度の通史を読んでおくと、さらに理解が深まると考えます。
◆講義予定は講義の進行状況や受講生の理解度などによって、予告なく変更する場合があることをご了承ください。
◆楔形文字資料の邦訳はプリントして毎回配付予定です。
◆講義中に配付する資料(A4版)が多くなりますので、それを整理するためのファイル(100円ショップなどで購入可)を用意するとよろしいかと思います。
◆実際には1年を通じて1つのテーマを追う講座として年間計画を立てております。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 川崎 康司 |
---|---|
肩書き | 早稲田大学講師 |
プロフィール | 東京都出身、早稲田大学大学院修了。専攻分野は古代メソポタミア史。主な著訳書に『歴史学の現在ー古代オリエント』(共訳、山川出版社)、『世界古代文明誌』(共著、原書房)、『古代オリエント事典』(共著、岩波書店)、『ヨーロッパの分化と統合』(共著、太陽出版)、『朝倉世界地理講座6 西アジア』など。 |
© MARUZEN-YUSHODO Co., Ltd. All Rights Reserved.