学内講座コード:320713
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主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 中野校 (東京都) ]
講座名:
ヒトのY染色体と人類の未来―男は生き残れるのか
申し込み締切:
2022年08月24日 (水) 23:30
開催日時:
8月26日(金)~ 9月 9日(金)/13:00~14:30
入学金:
8,000円
受講料:
8,910円
定員:
36
講座回数:
3回
講座区分:
数回もの
その他:
ビジター価格 10,246円
補足:
-
【目標】
・DNAと遺伝子、ゲノム、染色体を正しく理解し、遺伝の仕組みについて理解を深める。
・染色体異常と遺伝病、性染色体とその進化、性染色体が引き起こす不思議な生命現象について理解する。
・現代人にみられる精子の減少、退化し続けるY染色体と生殖補助医療の未来について考える。
【講義概要】
ヒトのY染色体は退化の一途をたどり、やがて消失すると言われている。男性だけが持つ、すなわち男性を作るY染色体が消えることは、この世から男性が消えてしまうことを意味する。それは遠い未来のことと考えられているが、今、現実にヒトのY染色体の劣化は進みつつあり、現代人男性における精子数の著しい減少や生殖補助医療に頼らなければ子孫を残せないという深刻な問題に直面している。本講義では、ヒトの遺伝と染色体について正しく理解し、性染色体の進化過程や性染色体が引き起こす不思議な生命現象を知ることによって、退化し続けるヒトのY染色体と生殖補助医療、そして人類の未来について考える。
【各回の講義予定】
第1回 2022/ 8/26(金) ヒトの染色体・ゲノムと遺伝の基礎 -性染色体を中心に-
第2回 2022/ 9/ 2(金) 遺伝的多様性を生み出す減数分裂、染色体異常、性染色体が引き起こす不思議な生命現象について理解する
第3回 2022/ 9/ 9(金) Y染色体の退化、現代人の精子の減少、生殖補助医療、遺伝子操作技術などの視点から人類の未来について考える
【ご受講に際して】
◆担当講師が執筆した著書『性の進化史 -いまヒトの染色体で何が起きているのか』(新潮選書)の内容に沿って、ヒトの遺伝、性染色体とその進化、生殖補助医療の現状と未来について、様々なトピックスを交えながらわかりやすく解説する。
◆講義資料は各講義時に配付する。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 松田 洋一 |
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肩書き | 名古屋大学名誉教授 |
プロフィール | 三重県生まれ。放射線医学総合研究所、北海道大学、名古屋大学で長年にわたり染色体研究に従事。染色体異常、脊椎動物のゲノム・染色体進化、性染色体の起源と進化などの研究分野で多くの業績を持つ。最近の著書『性の進化史 ― いまヒトの染色体で何が起きているのか』(新潮選書)は2018年度毎日出版文化賞を受賞。 |
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