学内講座コード:220718
この講座について質問する※現在、この講座の申し込みは
行っていません。
主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 八丁堀校 (東京都) ]
講座名:
中南米レポート2022 グローバル危機の連鎖で新たな変動期に直面した中南米情勢を読み解く
申し込み締切:
2022年06月29日 (水) 23:30
開催日時:
7月 1日(金)~ 9月 9日(金)/13:00~14:30
入学金:
8,000円
受講料:
23,760円
定員:
20
講座回数:
8回
講座区分:
その他
その他:
ビジター価格 27,324円
補足:
-
【目標】
・最悪のタイミングで直面した新型コロナウイルス危機の影響を分析する。
・台頭する左派政権「第2の波」で試される民主政治の行方を展望する。
・危機と変化を中南米社会の歴史的形成と構造・課題から捉える。
・「ポスト冷戦後」の中南米の国際関係を、米国、中国との関係から理解する。
【講義概要】
21世紀に入り「資源ブーム」を追い風に左派政権が誕生、新たな中間層が台頭しましたが、14年以降のブーム終焉で中間層の期待は挫折に変わります。汚職などで既成政治への不信が渦巻き、公共サービスへの不満と積年の格差構造への反発がチリなどでの大規模抗議行動となりました。そこにコロナ危機が追撃、弱者に犠牲を強いる構造が改めて露呈、再び左派政権誕生となりました。しかし、高インフレ、米国の金融政策、ウクライナ危機の波及で不確実性が高まり、慎重な運営が求められます。地理的に米国との共存を運命づけられた中南米、中国との新冷戦下での立ち位置が注目されます。グローバル危機に直面する中南米の最新情勢を読み解きます。
【各回の講義予定】
第1回 2022/ 7/ 1(金) ポスト冷戦とワシントンコンセンサス
第2回 2022/ 7/ 8(金) 反米左派政権と民主化の試練
第3回 2022/ 7/22(金) 「先進国」チリでの大規模抗議と社会騒乱
第4回 2022/ 7/29(金) 新型コロナ危機があぶり出した格差構造
第5回 2022/ 8/ 5(金) 左派政権の「第2の波」
第6回 2022/ 8/26(金) 左派政権の比較
第7回 2022/ 9/ 2(金) 試される民主主義
第8回 2022/ 9/ 9(金) 「ポスト冷戦後」の中南米の国際関係
【ご受講に際して】
◆世界情勢の変化によって、講座内容が変更になることがあります。
◆知識や情報を簡単に入手できる時代です。適確な情報を積極的に収集して授業に臨んでほしいと思います。
◆毎回、概要についてレジュメを配布します。テキストは使用しません。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 遅野井 茂雄 |
---|---|
肩書き | 筑波大学名誉教授 |
プロフィール | アジア経済研究所、在ペルー日本大使館を経て、南山大学・筑波大学教授、日本ラテンアメリカ学会理事長などを歴任。専門は、ラテンアメリカ政治・国際関係。40年以上にわたり中南米情勢をウォッチ、『現代用語の基礎知識』で「中南米」、『国際情報サイトForesight』に寄稿。編著書『21世紀ラテンアメリカの左派政権』など。 |
© MARUZEN-YUSHODO Co., Ltd. All Rights Reserved.