講座詳細情報
申し込み締切日:2023-05-30 / 文学:芸術・文化:その他教養 / 学内講座コード:501010
古典逍遥『源氏物語』「明石」を読む
- 開催日
- 5月31日(水)~ 7月26日(水)
- 講座回数
- 5回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- -
- 受講料
- 12,500円
- 定員
- 40
- 補足

※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座内容】
吾子を源氏にと明石入道は固執する。源氏の「とかくまぎらはして、こち参らせよ」の誘いにも姫本人は「さらに思ひ」たゝず、上洛してもやがて人数にも加えられず必ず「いみじきもの思ひ」の身を悩むこととなろう。今は長年の住吉祈願の験と喜ぶ親たちも「いかなる嘆きをかせむと思ひ」やり、受領出身の身故の行く末の不安を払拭しきれない。
「明石」一巻は「…思ふ心ことなり」と自ら受領の身となって京を退去した貴族がこの婚姻を機として京における一族一門の再興を期する一家族の物語である。
語り手は人間にとって、己れの存在・個人・生命という根源的な課題を「来し方、行く末」「今」という時間の中に置いて提示しつゞける。
【講座スケジュール】
第1回 5月31日(水) (1)「明石」を読む
第2回 6月 7日(水) (2)「明石」を読む
第3回 6月28日(水) (3)「明石」を読む
第4回 7月12日(水) (4)「明石」を読む
第5回 7月26日(水) (5)「明石」を読了
吾子を源氏にと明石入道は固執する。源氏の「とかくまぎらはして、こち参らせよ」の誘いにも姫本人は「さらに思ひ」たゝず、上洛してもやがて人数にも加えられず必ず「いみじきもの思ひ」の身を悩むこととなろう。今は長年の住吉祈願の験と喜ぶ親たちも「いかなる嘆きをかせむと思ひ」やり、受領出身の身故の行く末の不安を払拭しきれない。
「明石」一巻は「…思ふ心ことなり」と自ら受領の身となって京を退去した貴族がこの婚姻を機として京における一族一門の再興を期する一家族の物語である。
語り手は人間にとって、己れの存在・個人・生命という根源的な課題を「来し方、行く末」「今」という時間の中に置いて提示しつゞける。
【講座スケジュール】
第1回 5月31日(水) (1)「明石」を読む
第2回 6月 7日(水) (2)「明石」を読む
第3回 6月28日(水) (3)「明石」を読む
第4回 7月12日(水) (4)「明石」を読む
第5回 7月26日(水) (5)「明石」を読了
備考
講師陣
名前 | 深澤 邦弘 |
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肩書き | 元本学教授 |
プロフィール | 早稲田大学大学院文学研究科日本文学専攻修士課程修了、文学修士。 都立三鷹高等学校、立川高等学校、昭和高等学校教諭 2006年3月武蔵野大学文学部教授退職。 専攻は中世文学・国語教育。著書に『平家物語における「生」』新典社研究叢書170、 『青桐─もの一詞いはん─』編著 新典社(2014年4月)など。 |

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