講座詳細情報
申し込み締切日:2023-04-06 / 宗教・哲学:芸術・文化:その他教養 / 学内講座コード:0501001
『教行信証』「信巻」を読む ―菩提心釈―
- 開催日
- 4月 7日(金)~ 6月 9日(金)
- 講座回数
- 5回
- 時間
- 15:00~16:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- -
- 受講料
- 12,500円
- 定員
- 40
- 補足

※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座内容】
親鸞聖人の主著であり、浄土真宗の根本聖典である『顕浄土真実教行証文類』(『教行信証』)には、浄土真宗の教義体系が組織的に示されています。すなわち、浄土真宗を往相と還相の二種回向に分け、往相回向に教・行・信・証の四法があるとされています。
この中の信について顕された「信巻」では、「至心信楽の願」(第十八願)を標挙に掲げ、真実の信(大信)とは何かを明らかにしています。親鸞聖人における信心とは、第十八願に誓われた至心・信楽・欲生の三心を根拠としていますが、さらにこの三心の解釈の後、菩提心(さとりを得ようとする心)についての解釈を行っています。「信巻」に菩提心釈を設けているのはどのような意味があるのかを、親鸞教義とその背景を考えながら学んでいきます。
【講座スケジュール】
第1回 4月 7日(金) (1)選択本願の念仏と諸行
第2回 4月21日(金) (2)法然における菩提心と法然批判
第3回 5月12日(金) (3)菩提心釈
第4回 5月26日(金) (4)菩提心釈引文(1)
第5回 6月 9日(金) (5)菩提心釈引文(2)・まとめ
親鸞聖人の主著であり、浄土真宗の根本聖典である『顕浄土真実教行証文類』(『教行信証』)には、浄土真宗の教義体系が組織的に示されています。すなわち、浄土真宗を往相と還相の二種回向に分け、往相回向に教・行・信・証の四法があるとされています。
この中の信について顕された「信巻」では、「至心信楽の願」(第十八願)を標挙に掲げ、真実の信(大信)とは何かを明らかにしています。親鸞聖人における信心とは、第十八願に誓われた至心・信楽・欲生の三心を根拠としていますが、さらにこの三心の解釈の後、菩提心(さとりを得ようとする心)についての解釈を行っています。「信巻」に菩提心釈を設けているのはどのような意味があるのかを、親鸞教義とその背景を考えながら学んでいきます。
【講座スケジュール】
第1回 4月 7日(金) (1)選択本願の念仏と諸行
第2回 4月21日(金) (2)法然における菩提心と法然批判
第3回 5月12日(金) (3)菩提心釈
第4回 5月26日(金) (4)菩提心釈引文(1)
第5回 6月 9日(金) (5)菩提心釈引文(2)・まとめ
講師陣
名前 | 前田 壽雄 |
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肩書き | 本学教授 |
プロフィール | 龍谷大学大学院文学研究科博士課程真宗学専攻単位取得。浄土真宗本願寺派宗学院卒業。 龍谷大学非常勤講師、浄土真宗本願寺派総合研究所上級研究員を経て、現在、本学通信教育部人間科学部教授。 著書に『「ただ念仏」の教え―法然聖人から親鸞聖人へ―』(探究社)、『仏事Q&A 浄土真宗本願寺派』(国書刊行会)、『書いて味わう讃仏偈 重誓偈』(本願寺出版社)他。 |
