学内講座コード:221R083002
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主催:
慶應義塾大学 外国語教育研究センター [ 慶應義塾大学 外国語教育研究センター オンライン講座 公開講座「慶應外語」 (オンライン) ]
講座名:
【ロシア語】ロシア語会話ステップアップ
申し込み締切:
2022年03月15日 (火) 23:30
開催日時:
04月14日(木)~07月14日(木)/19:30~21:00
入学金:
-
受講料:
30,000円
定員:
12名
講座回数:
12回
講座区分:
前期
その他:
補足:
-
最初の20分~30分はウォーミング・アップも兼ねて、ロシア人との会話で使える表現を学びます。そのあと、映画や芝居のさわりの部分を見て、その箇所を徹底的に学習します。取り上げる箇所はタイプアップして、訳、文法の説明をしたうえで何度も音読、ロールプレイをします。とくに重要な箇所は別個に取り上げて集中的に学びます。映画は『モスクワは涙を信じない』、芝居は『マトロースカヤ・チシナ(わが広大なる大地)』を取り上げます。名優たちの表情、ジェスチャー、名演技は皆さんのロシア語学習の大きな助けとなることでしょう。
◆受講申込のご案内
最初の20分~30分で取り上げる会話は、少し文化的な要素も入る会話にします。ロシアの人びとのあいだには文化、芸術を好む人が多いですので、そのほうが皆さんがロシア人とつきあう際に役に立つと考えるからです。
最初の5回でロシアの人気映画『モスクワは涙を信じない』(ウラジーミル・メニショフ監督)を取り上げます。これは、1958年のモスクワを生きる3人の女性たちの運命を、その20年後も含めて描いたものですが、この講座ではいちばん主だったヒロイン、カテリーナの物語を主に取り上げます。
シングルマザーとなった後、困難を乗り越えて幸せを?むヒロインの話の隙間から男女の考え方の相違、人間の価値観の相違、生きることを肯定的に捉える活力が透けて見えます。ロシア語の表現としてもわかりやすく、魅力的なものがたくさんあります。
次の7回はモスクワっ子に非常に愛されているタバコフ劇場で、今は亡き名優タバコフ自身が演出した『マトロースカヤ・チシナ(わが広大なる大地)』(ガーリチ作)を取り上げます。これは粛清時代、ユダヤ人迫害の時代を背景としたユダヤ人親子の心温まる物語です。私自身、この芝居をモスクワで6回も観ましたが、観るたびに涙があふれました。
わかりやすい会話表現のほかに時代を反映したシリアスな内容もありますが、そのへんは丁寧に解説していきますので、最初から「難しそう」と思わないでください。映画や芝居に対する興味が沸き立つことによって、皆さんのロシア語学習への意欲、ロシア語に対する理解は飛躍的に高まると確信しています。ときどき映画や芝居の感想をロシア語で言う練習もします。
名前 | 安達 紀子 |
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肩書き | あだち のりこ |
プロフィール | 【講師からのコメント】 授業が講座の計画通りに進まないこともありますが、ご了承ください。 |
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