学内講座コード:23A1601000
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主催:
神奈川大学 [ 神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス) (神奈川県) ]
講座名:
フランスの法・社会・裁判【対面講座】 刑事法学者のみたフランス
申し込み締切:
2023年08月14日 (月) 23:30
開催日時:
8月28日(月)、 9月 4日(月)、 9月11日(月)/10:30~12:00
入学金:
-
受講料:
6,000円
定員:
20
講座回数:
3回
講座区分:
数回もの
その他:
5500(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足:
-
【講座内容】
フランスは遠くて近い国。明治初頭、日本政府はフランスからも多くの法律家、技師を招いて、「フランス」を学び採り入れました。それから150 年、フランスと日本の距離は縮まり、「Manga」は今やフランス語です。
しかし、社会を支える仕組み、例えば裁判制度になると、見かけも中身(esprit)も実は日本とは大きく違います。では、制度の矛盾や不具合が起きたとき、フランス人はどうやって解決しようとするのか。
本講座では3つのテーマについて、なるべく具体的に、問題に対処するときのフランス的エスプリを探ってみたいと考えています。
【講座スケジュール】
第1回 8月28日(月) フランスの裁判と刑事司法改革
詳細:閉塞状況といわれたフランスの刑事司法は、20世紀末から大きく改革され、遂に日本のレベルを追い越した。ゴーン事件で明らかになった日仏の違いを、改革に携った人達に焦点を当ててみていくことにする。
第2回 9月 4日(月) フランスの冤罪と死刑
詳細:フランスは1981 年に死刑を廃止し21世紀には憲法改正でそれを確定した。フランスで問題とされ、今も批判のやまない死刑冤罪事件である「赤いセーター事件」を取り上げ、冤罪とたたかう人たちについて語ってみたい。
第3回 9月11日(月) フランスの少年と社会
詳細:フランスも少年非行の問題を抱えている。原因は社会の矛盾と格差、移民労働者の問題など。これと密接に関連する教育制度、教育の実態についても、講師自身の体験も踏まえて論じる。
【備考】
◆コロナウイルス感染症の状況により講座内容を変更する場合がございます。
名前 | 白取 祐司 |
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肩書き | 神奈川大学名誉教授 |
プロフィール | 専攻は刑事訴訟法・フランス刑事法。著書に、『フランスの刑事司法』(日本評論社、2011年)、訳書に、ジル・ペロー著『赤いセーターは知っていた』上下巻(日本評論社、1996年)など。1989 年、フランス政府給費留学生として2年間留学(ポワチエ大学)。1993年以降合計7回、客員教授としてポワチエ大学で日本法を講義。2014年、フランス政府より名誉博士号授与。 |
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