学内講座コード:309
この講座について質問する※現在、この講座の申し込みは
行っていません。
主催:
横浜市立大学 [ 横浜市立大学 金沢八景キャンパス (神奈川県) ]
講座名:
日本の恋愛物語の中の〈手紙〉 ~運命の恋はなぜ〈手紙〉とともに語られるのか~
申し込み締切:
2019年05月11日 (土) 23:30
開催日時:
5月18日~7月13日(土)/14:00~16:00
入学金:
-
受講料:
10,400円
定員:
50名
講座回数:
5回
講座区分:
前期
その他:
【横浜市立大学・大学院の卒業生は割引】 <a href="https://www.yokohama-cu.ac.jp/ext/outline/graduates.html"target="_blank">エクステンション講座受講料の卒業生割引について</a>
補足:
-
【講座案内】
「物語の出来始めの祖」といわれる『竹取物語』で、かぐや姫がおこなった「地上最後の営み」は、帝にむかって手紙を書くことでした。『竹取』のつよい影響を受けて書かれた『源氏物語』でも、手紙は重要な役割を演じています。さらに夏目漱石や村上春樹の作品でも、運命的な恋愛と手紙は深くむすびつけられ、新海誠の映像作品もそれを踏襲しています。運命の恋はなぜ〈手紙〉とともに語られるのか。本講座では、この問いを切り口に、日本の恋愛物語の特質を探っていきます。
【講座スケジュール】
5月18日 第1回 かぐや姫はなぜ最後に手紙を書いたのか?かぐや姫が手紙に何を託したかを軸に、平安時代人にとっての「手紙」の意味を見ていきます。
5月25日 第2回 最後に手紙を焼く光源氏/最後に手紙を送りかえされる薫『源氏物語』正編の主人公・光源氏と、続編の主人公・薫のちがいを、「手紙」を糸口にうかびあがらせます。
6月22日 第3回 夏目漱石とヨーロッパ書簡体小説欧米にも、「手紙」を小説の要に据えた小説はあります。それらの影響をうけながら、漱石がいかにして独自の「手紙小説」を作りあげたのかを検証します。
6月29日 第4回 『ノルウェイの森』は「100パーセントの恋愛小説」だから「手紙」がいっぱい村上春樹作品の中で『ノルウェイの森』がどのような位置を占めるのかを、「手紙」を鍵として考えます。
7月13日 第5回 新海誠の届かない「手紙」新海誠作品には、しばしば「届かない手紙」が登場します。このことが、新海作品の魅力とどのようにつながっているかを考察します。
7月20日 予備日
対象:一般・学生・高校生
名前 | 助川 幸逸郎 |
---|---|
肩書き | 横浜市立大学非常勤講師 |
プロフィール |
© MARUZEN-YUSHODO Co., Ltd. All Rights Reserved.