学内講座コード:13260018
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主催:
明治大学リバティアカデミー [ 明治大学リバティアカデミー 和泉キャンパス (東京都) ]
講座名:
日本近代文学と家族の〈風景〉 ―戦後編― 杉並区教育委員会 共催
申し込み締切:
2013年09月27日 (金) 23:30
開催日時:
10月 5日、10月12日、10月19日、10月26日(土)/14:00~15:30
入学金:
3,000円
受講料:
4,000円
定員:
60名
講座回数:
4回
講座区分:
後期
その他:
補足:
-
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【講座趣旨】
本講座では近代文学が描く〈家族〉について考えます。今回は特に戦後という時代の中で、4人の文学者たちが日本の家族をどのように描いたのか、その一面をのぞいてみたいと思います。第二次世界大戦の敗戦によって、日本の社会は大きく変化しましたが、家族もまた例外ではありませんでした。新しい時代の中で、家族を営み、共に生きるためには、避けて通ることの出来ない、様々な問題と葛藤がありました。それは一体どのようなものだったのか。近代家族の〈風景〉を、戦後の日本文学の代表作を通して考えます。
本講座を受講される18歳以上の杉並区在住、在学、在勤者の方は、新規入会金3,000円(3年度間有効)が無料。受講料は2,000円です
【特記事項】
杉並区在住、在学、在勤者の方のお申込は、「電話」「FAX」での受付となります。
(ホームページからの「オンライン申込」では割引特典が受けられせん。)
電 話03-3296-4423 FAX 03-3296-4542
【講義概要】
第1回 10月 5日(土) 太宰治『家庭の幸福』―家族と戦後民主主義―
終生、家族になじめず、その枠に収まることから逃げ続けた太宰治が描く、幸せな家庭像とは何か。その姿を探ります。テキストは『ヴィヨンの妻 』(新潮文庫)に所収されていますので、ご用意ください。
第2回 10月12日(土) 安岡章太郎『海辺の光景』―母の崩壊―
「海辺の光景」について、『成熟と喪失』(江藤淳)を手がかりに、戦後の母親像について述べたいと思います。テキストは『海辺の光景』(新潮文庫)をご用意ください。
第3回 10月19日(土) 深沢七郎『楢山節考』―お姥捨てるか裏山へ―
棄老伝説に取材した『楢山節考』(『中央公論』昭31・11)を通じて、山間の貧しい村に暮らす家族の抱える葛藤について考えます。テキストは『楢山節考』(新潮文庫)をご用意ください。
第4回 10月26日(土) 有吉佐和子『紀ノ川』―「家」と女―
明治、大正、昭和に渡る三世代の女性達の生き方を通し、「家」が守られ、崩壊していく過程を考えます。テキストは『紀ノ川』(新潮文庫)をご用意ください。
【教材】
新潮文庫等で、各自ご用意ください。
名前 | 松下 浩幸 |
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肩書き | 明治大学農学部教授 |
プロフィール | 大阪府出身。明治大学大学院修了。日本近代文学専攻。〈都市〉〈独身者〉〈ジェンダー〉をキーワードに、近代化と文学表象の関係を考察している。著書に『夏目漱石-Xなる人生-』共著書に『異文化体験としての大都市―ロンドンそして東京』『モダニズム・コレクション叢書 サラリーマン』などがある。 |
名前 | 冨澤 成實 |
肩書き | 明治大学政治経済学部准教授 |
プロフィール | 埼玉県生まれ。立命館大学大学院文学研究科博士課程後期課程単位取得。専攻は日本近代文学、おもに志賀直哉。共著書に『アジア学への誘い 国際地域の社会科学III』、『作家の世界体験――近代日本文学の憧憬と模索』などがある。 |
名前 | 西連寺 成子 |
肩書き | 明治大学政治経済学部兼任講師 |
プロフィール | 神奈川県出身。明治大学大学院博士後期課程単位取得。日本近代文学専攻。ジェンダーやモダニズムの観点から石川啄木の研究をしている。著書に『啄木「ローマ字日記」を読む』(教育評論社)がある。 |
名前 | 黒崎 峰孝 |
肩書き | 明治大学政治経済学部兼任講師 |
プロフィール | 東京都出身。明治大学大学院修了。日本近代文学専攻。作家の生き方と作品との関わりについて、主に追究。著書に『平野謙研究』(共著)、「川端康成日記考」(『川端文学への視界 6 』所収)など。 |
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