学内講座コード:23221371
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主催:
明治大学リバティアカデミー [ 明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス (東京都) ]
講座名:
『うつほ物語』の人々ー平安貴族の人物像【ハイブリッド/対面】 【対面/日本の文化・歴史/文学/】
申し込み締切:
2024年01月24日 (水) 23:30
開催日時:
1月24日(水)、 1月31日(水)、 2月14日(水)、 2月21日(水)/15:00~16:30
入学金:
-
受講料:
10,560円
定員:
30名
講座回数:
4回
講座区分:
後期
その他:
補足:
-
【講座趣旨】
10世紀後半に成立した『うつほ物語』は、日本最初の長編物語として『源氏物語』に大きな影響を与えた作品です。物語の前半では、あて宮という絶世の美女をめぐっての、十六人もの懸想人たちによる求婚譚が繰り広げられます。「王朝世態小説」と評されることもある通り、そこではさまざまな身分・性質の人々の思いや活躍が、男性作者ならではの批判的な筆致で描き出されています。
本講座では、苦学の末に立身を果たす学生、老齢となってから恋に狂乱する上流貴族女性、受領として莫大な財産を築き上げる劣り腹の皇子、貧乏貴族の娘と結婚した当代きっての色好み男性などの物語について、平安時代の現実を踏まえながら読み解いていきます。
【紹介動画】
https://commonsi.muc.meiji.jp/em/61fc829bd7f0
※本動画は、担当講師が講座の魅力やねらいなどを数分でまとめたものです。お申込みの参考にしてください。
(ストリーミング動画です。通信費は視聴者負担となります。)
【特記事項】
お申込みの際は「ハイブリッド/対面」もしくは「ハイブリッド/オンライン」いずれかのページをご確認の上、お手続きをお願いいたします。
※こちらはキャンパス(対面型)で受講希望の方専用の申込ページです。
Zoomによるリアルタイム配信型で受講を希望される方はこちらからお申し込みください。
■申込締切日:1月24日(水) 10:00AM
■受講に際し、必ず入会と受講のご案内をご確認ください。
■本講座は、ハイブリッド型の対面式講座です。受講料の割引対象外です。
【講義概要】
第1回 1月24日(水) 清原俊蔭・藤原季英
俊蔭と季英はともに卓抜な学才をもち、貴族社会で栄達していく人物です。
第2回 1月31日(水) 一条北の方
故左大臣の正妻だった一条北の方は、五十歳を過ぎてから二十歳近く年下の橘千蔭に恋をしてしまいます。
第3回 2月14日(水) 三春高基
劣り腹の皇子である高基は、並外れた吝嗇家です。諸任国で莫大な富を貯え右大臣にまで上り、あて宮に求婚します。
第4回 2月21日(水) 源仲頼と在原忠保
優れた一人娘を持つ貧乏貴族忠保は、金銭目当に結婚する当世男性気質を鑑みた挙げ句、当代きっての色好みである仲頼を娘の婿に迎えます。
【教材】
配付資料
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 西本 香子 |
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肩書き | 駒澤大学非常勤講師 |
プロフィール | これまで明治大学・桐朋学園大学音楽学部などの兼任講師を歴任。 明治大学大学院博士課程修了。博士(文学)。専門は『うつほ物語』『源氏物語』をはじめとする平安時代の物語文学。とくに、古代文学における音楽と王権との関係について、礼楽思想で尊ばれた琴(きん)の扱われ方を中心に考察している。著書に『古代日本の王権と音楽―古代祭祀の琴(こと)から源氏物語の琴(きん)へ―』(高志書院 2018年9月)がある。YouTubeで「西本香子の『うつほ物語』講座」を配信中。 |
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