学内講座コード:13220022
この講座について質問する※現在、この講座の申し込みは
行っていません。
主催:
明治大学リバティアカデミー [ 明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス (東京都) ]
講座名:
ギリシア神話と芸術
申し込み締切:
2013年10月03日 (木) 23:30
開催日時:
10月11日、10月25日、11月 8日、11月22日、12月 6日(金)/10:30~12:00
入学金:
3,000円
受講料:
15,000円
定員:
30名
講座回数:
5回
講座区分:
後期
その他:
補足:
-
★詳細・お申込みはコチラ>>[明治大学リバティアカデミーのページへ]
★資料請求はコチラ>>[明治大学リバティアカデミー資料請求のページへ]
【講座趣旨】
ギリシア神話というと、子供向きの童話だと思われています。しかしこれは近代になって書き直されたリライト・バージョンで、本来のギリシア・ローマに伝わる原作は、はるかに深刻で厳粛です。その世界は私たちの生活からは遠く隔たっているように見えながら、真に深い人生の洞察へと私たちを導いてくれます。それゆえに、ローマ時代から近代・現代に至る西洋の人々は教養・文化の基礎としてギリシア神話に重きを置きました。ギリシア神話の知識が無ければ、西洋の文学や芸術を理解することは出来ません。
この講座では、映像やヴィデオを使って、神々や英雄の彫刻、叙事詩や演劇などの個々の作品を鑑賞しながら、ギリシアの神話芸術の本質と、今日に及ぶ西洋文化への影響を探ります。
【特記事項】
※各回で扱う主題や作品は、受講者の要望によって変更する場合があります。
【講義概要】
第1回 10月11日(金) 作品研究の方法
後期から具体的に作品を読んで行きます。テキストは岩波文庫版を使用。『四つのギリシア神話』より「アフロディテへの賛歌」を材料に。
第2回 10月25日(金) ホメーロス作 叙事詩『オデュッセイア』
トロイア戦争後、故郷に帰るまでの英雄オデュッセウス(ユリシーズ)の冒険物語。
第3回 11月 8日(金) ソフォクレス作 悲劇『アンティゴネー』
呪われたオイディプス王の娘。国家の法に反対して兄弟への愛を貫き、生命を捧げるギリシア悲劇中、最高のヒロイン。
第4回 11月22日(金) エウリピデス作 悲劇『ヒッポリトス』
フランス古典劇の傑作、ラシーヌの『フェードル』の原作。不倫の恋に悩む女性の心理。
第5回 12月 6日(金) アリストパネス咲く喜劇 『女の平和』
女性の自立を謳ったウーマンリブの開祖。しかしこれはまた開けっぴろげなセックスの謳歌、抱腹絶倒まちがいなし。
名前 | 山田 恒人 |
---|---|
肩書き | 元明治大学教授 |
プロフィール | 専門は西洋演劇史、文芸学、芸術学、ギリシア・ローマ演劇とその後代への影響・古代の悲劇や喜劇が世界演劇の伝統の形成に、どのような効果を与えたかを研究している。著書『道化師像の変容』(『ヨーロッパ生と死の図像学』明治大学人文科学研究所2005)など。 |
© MARUZEN-YUSHODO Co., Ltd. All Rights Reserved.