学内講座コード:”2141F007
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主催:
東京都立大学オープンユニバーシティ [ 東京都立大学 飯田橋キャンパス (東京都) ]
講座名:
社会的養護と学校教育 虐待を受けた子どもとの関係づくりと教育支援
申し込み締切:
2022年03月08日 (火) 23:30
開催日時:
3月9日(水)~3月16日(水)/13:00~14:30
入学金:
3,000円
受講料:
5,000円
定員:
15名
講座回数:
2回
講座区分:
数回もの
その他:
補足:
-
【講座内容】
2020年度、全国の児童相談所が対応した児童虐待件数はこれまででもっとも多い20万件を超えました。その内の約4%ほどの子どもが、児童養護施設や里親といった社会的養護のもとで生活することになります。
みなさんは、「社会的養護」という言葉をご存じでしょうか。
社会的養護を担う施設のひとつである児童養護施設は、現在、「小規模化と家庭的養護」が推進され、入所する子どもの生活環境は大きく改善しています。小規模化は、地域分散化と同じですので、みなさんのお近くにもグループホームと呼ばれる「小さな施設」ができるかもしれません。
ただ、入所児童のおよそ6割は被虐待体験があり、地域での生活、とくに学校教育において困難を抱えていることが少なくありません。これまでは被虐待児の早期発見と、保護されたあとの心理的ケアや生活支援の方法が議論されてきましたが、学校教育についてはこれからの課題です。
2021年4月から高等教育の修学支援新制度も開始されましたが、虐待という困難を抱えて自立していくためには、経済的支援だけでなく、教育的支援や配慮が欠かせません。さらに、学校はコミュニティにありますから、教育関係者だけでなく、地域の関係者や住民の方々が子どもたちをどう支援してくださるかも重要です。虐待を受けた子ども支援のネットワークが広がることを期待してこの講義を設定しました。
テキストは用いませんが、参考文献をご紹介します。
『施設で暮らす子どもの学校教育支援ネットワーク 「施設―学校」連携・協働による困難を抱えた子どもとの関係づくりと教育保障』
村松健司、2018年
※映像を見ていただく予定です。
少々心が揺さぶられることがありますので、ご無理のないようにご参加ください。
【講座スケジュール】
第1回 03-09 13:00~14:30
第2回 03-16 13:00~14:30
単位数:1単位
※定員の充足状況の変化で、締切前でも受付終了・開講中止等になる場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 村松 健司 |
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肩書き | 東京都立大学大学教育センター 教授 |
プロフィール | 千葉大学大学院教育学研究科修了。博士(教育学)。 臨床心理士 公認心理師。 不登校や虐待を受けた子ども、精神疾患の方への心理支援(心理療法)を経て、平成19年から本学学生相談室専任カウンセラー。専門は児童福祉領域における児童虐待への包括的心理支援、および教育保障。 |
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