学内講座コード:12B1611201
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主催:
神奈川大学 [ 神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス) (神奈川県) ]
講座名:
神奈川の自由民権運動 (神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科主催講座 2)
申し込み締切:
2013年02月20日 (水) 23:30
開催日時:
2月21日(木)、 2月28日(木)、 3月 7日(木)、 3月14日(木)、 3月21日(木)/15:00~16:30
入学金:
-
受講料:
8,000円
定員:
50名
講座回数:
5回
講座区分:
後期
その他:
7200(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足:
-
【講座内容】
東電福島第一原発事故は、大切な自然・国土を破壊し多くの住民の生業・故郷・伝統・未来を奪った。まさに未曾有の大人災である。戦前における軍国主義、戦後の「原発」に象徴される高度経済成長主義は、自由・人権・自治を軽視・蔑ろにしていた点で共通点を有している。今こそわたくしたちは、日本近代化の原点に立ち返り、文明・近代国家秩序のあり方について考える必要がある。「自由民権期の明治は、決して遠い過去のものではなく、まさに現代に通ずる若々しさと価値を持つものである」(大畑哲『よみがえる群像・神奈川の民権家列伝』「はしがき」)。本講座は、その若々しさと価値の検証・獲得を課題とする。
【講座スケジュール】
第1回 2月21日(木) 神奈川の自由民権運動の特色
詳細:自由民権運動全体史の概略・特色。神奈川自由民権運動史の特色と自由民権百年運動横浜全国集会の状況。いま、地域で自由民権運動を学ぶことの意義について。
第2回 2月28日(木) 大畑哲先生の功績を振り返る
詳細:地域に根を下ろし住民・生活の視座から自由民権運動の意義を発信し続けた研究家の事績。著書『相州自由民権運動の展開』(有隣堂、2002 年)などに触れて。
第3回 3月 7日(木) 神奈川の自由民権結社とその活動
詳細:「結社の時代」の概観。神奈川における結社の誕生・組織・活動の検証。事例として「顕猷社」(横浜)・「湘南社」(大磯)・「相愛社」(厚木)など。
第4回 3月14日(木) 神奈川の自由民権運動家と「壮士像」の見直し
詳細:神奈川の自由民権家群像。青年民権家の夢・志と活動の軌跡―「時代の青春」の創生者たち・壮士は「政治ゴロ」か。
第5回 3月21日(木) 未来を展望する自由民権精神・運動の継承
詳細:足尾鉱毒事件・水俣病・東電福島第一原発事故問題を貫く「生命の軽視」「自由の抑圧」「人権の侵害」「自治の破壊」の歴史的検証。課題としての自由民権運動精神・運動の継承(「雨岳文庫」〈伊勢原市〉の活動ほか)。
名前 | 安在 邦夫 |
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肩書き | 早稲田大学名誉教授、神奈川大学大学院講師 |
プロフィール | 1939年生まれ。早稲田大学大学院博士課程単位取得退学。専攻日本近代史。早稲田大学在職中第二文学部長・大学史資料センター所長などを歴任。著書に『立憲改進党の活動と思想』(校倉書房)、『自由民権運動史への招待』(吉田書店)、共編著に『日本の近代』(梓書房)、『近代日本の政党と社会』(日本経済評論社)など。 |
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