学内講座コード:16211
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主催:
城西エクステンション・プログラム事務局 [ 城西大学 東京紀尾井町キャンパス (東京都) ]
講座名:
『今昔物語集』を読む 巻十九 遁世者の面影
申し込み締切:
2016年10月10日 (月) 23:30
開催日時:
10/17, 24, 31, 11/14, 21, 28,
12/5, 12(月)
11:10〜12:40
入学金:
-
受講料:
16,000円
定員:
20名
講座回数:
8回
講座区分:
後期
その他:
テキスト代別途
補足:
-
『今昔物語集』全三十一巻の中から、巻十九を選び、その中で語られる遁世者の説話を取り上げる。平安時代は四百年近く続き、その中で多くの出家遁世者が登場したが、その中の三人それぞれの特徴を伝える話を通して彼らの個性的生き方と思想、それぞれに寄せる人々の追慕の念などを探る。
【講座スケジュール】
1.吉峰宗貞(僧正遍照)第一話
2.同じ
3.大江定基(寂照) 第二話
4.同じ
5.同じ
6.慶滋保胤(寂心) 第三話
7.同じ
8.同じ
《講師メッセージ》
私が古典文学に取り組むようになったきっかけの一つとして、出身高校の先輩として敬愛した作家芥川龍之介の影響があります。彼が特に好んだ古典として『今昔』『宇治拾遺』という二つの短編物語集の名を聞いて、それに基づく 『羅生門』『芋粥』などを読んだ時の興奮は忘れられません。その余波として大学の卒業論文で『宇治拾遺』を取り上げましたが『今昔』に関心を持ち続け、昭和50年、NHKの古典講読の時間を担当させて頂いた最初の機会には『今昔』 を選びました。中学や高校の教育ではあまり取り上げられない為に、ご存じなかった視聴者が多く、この作品の魅力を初めて知ったという反響が多く寄せられて嬉しかったものです。しかし、時間的制約等で個々の物語の説明が思うように出来なかった面もあり、それが悔いとして永く残っていました。今回、その思いを少し晴らしたいという狙いもあります。ふるってご参加頂き、ご意見などお聞かせ頂ければ幸いです。
テキスト:岩波文庫『今昔物語 本朝部・中』(岩波書店)
※単位認定講座
※千代田区講座講習会バウチャー制度対象講座
名前 | 三木 紀人 |
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肩書き | 城西国際大学教授 |
プロフィール |
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