学内講座コード:
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主催:
國學院大學エクステンションセンター [ 國學院大學 渋谷キャンパス (東京都) ]
講座名:
『源氏物語』全講(1)
申し込み締切:
2024年03月27日 (水) 23:30
開催日時:
10月3日
10月17日
11月14日
11月28日
12月12日
木曜日
12:50~14:20
入学金:
55,000円
受講料:
11,000円
定員:
講座回数:
5回
講座区分:
後期
その他:
新規お申込みの方のみ、入会時に入会金がかかります。 入会金・講座受講料は、区分によって異なります。 詳細は、令和6年度國學院大學オープンカレッジパンフレットをご参照ください。
補足:
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今回から、『源氏物語』を、桐壺巻の冒頭から、ずっと読んで行く予定です(一定の受講者が得られて、本講座が持続すれば、ですが)。私は、日本語学、古典文法が専門ですから、「ことば」にこだわって、正確に読み解いて行きます。
例えば、桐壺巻で、光源氏を、その素性を隠して高麗の相人に見せたところ、相人は驚いて、「あまたたびかたぶきあやしぶ。」という本文があります。これを、どの現代語訳もみな、「何度も首を傾けて不思議がる」と訳しています。現代語としては、たしかに、そうなるのですけれども、原文には「首が傾いて不思議がる」と書かれています。古典語では、こういう場合、こういう表現をするのです(類例は、たくさんあります)。現代語と表現が異なるのですね。古典文を「気分で」訳さず、こういうところを丁寧に注意しながら、読んでゆきます。また、「随身(ずいしん)」「からひつ(唐櫃)」など、語の清濁にも留意します。
この講座の受講者は、古典語、古典文についての知見を深めるとともに、我々の母語である現代日本語についてもかえりみることになるでしょう。
テキストは『湖月抄』の活字本(『増註源氏物語湖月抄』、名著普及会覆刻、講談社学術文庫覆刻)を用い、その紙面と、現代語訳と、参照例文資料とを配布します。
名前 | 小田 勝 |
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肩書き | 國學院大學教授・博士(文学) |
プロフィール | 【研究分野】 日本語学・古典文法 |
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