学内講座コード:
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主催:
神奈川大学 [ 神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス) (神奈川県) ]
講座名:
古典落語鑑賞講座 [7月開講]
申し込み締切:
2011年07月13日 (水) 23:30
開催日時:
7月27日~9月7日(水)/15:00~16:30
入学金:
-
受講料:
9,500円
定員:
50名
講座回数:
6回
講座区分:
前期
その他:
補足:
-
【内容】
今年1月より始まった「古典落語鑑賞講座」の2回目です。前回とは内容を一新します。この講座の目的のひとつは、浮世絵講座の一助となることも考えています。つまり、浮世絵は情景が見えますが声は出ません。落語は情景が見えませんが声が出ます。両方合わせれば、江戸や明治が3Dとして蘇ってきます。
講座の副題を、あえて、「落語団菊爺ィ保存会」とします。その昔、歌舞伎のほうで、「昔の団十郎はよかった、昔の菊五郎はよかった。」と懐かしみ「若手の役者なんか観たくもない」という嫌味な老人を、皮肉をこめて「団菊爺ィ」と呼びました。つまり理想は、「亡くなった古い役者は忘れて、もっと若手の役者を観るべきだ」という意味のようです。ところが、昨今の「落語ブーム」は、若手の噺家を追いかける若者や年輩のファンが増加して、「落語団菊爺ィ」がいなくなり、理想の状態になったように見えます。しかし、私、「落語団菊爺ィ」の生き残りとしましては、大きな疑問を抱いています。現代の落語ファンは、気に入ったひとりの噺家さんだけを聴いて、他の噺家さんの落語を聴こうともしない人が増えています。同じ噺を、いろいろな噺家さんの演じるのを聴くのも面白いものですし、どの演じ方が理想なのかを考えてみるのも楽しいものです。そして、「落語とは何か?」という問いに答えてみようと挑むことも重要です。
この講座では、昔の名人上手と言われた噺家さん達に焦点を当てて、落語を鑑賞したいと思います。鑑賞方法は、大画面で、落語のVTRを上映します。鑑賞後、講師の解説を交えて講義を進めていきます。
詳しい講座日程は神奈川大学KUポートスクエアのホームページをご参照ください。
名前 | 新藤 茂 |
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肩書き | 東京工芸大学大学院 芸術学研究科講師 国際浮世絵学会常任理事 |
プロフィール | 1947年生まれ。東京理科大学理工学部数学科卒業。専門は、浮世絵・数学・落語・歌舞伎。第24回内山賞受賞(浮世絵研究/2005年度)。歌舞伎座「歌舞伎絵暦」の企画構成解説。著書に『五渡亭國貞<役者絵の世界>』(グラフィック社)、『三代目澤村田之助』(共著、ペヨトル工房)、『図説「見立」と「やつし」<日本文化の表現技法>』(共著、八木書店)など。 |
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