学内講座コード:810430
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主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 八丁堀校 (東京都) ]
講座名:
数学からみた歴史の出来事―数学を使って裏から覗くと―
申し込み締切:
2013年04月09日 (火) 23:30
開催日時:
04/16(火) ~ 06/25(火)/15:00 ~ 16:30
入学金:
8,000円
受講料:
23,000円
定員:
36名
講座回数:
10回
講座区分:
前期
その他:
※入会金については、各種減免制度があります。詳しくはパンフレットをご覧ください。
補足:
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数学は私たちの生活の中で確実に生きています。使っている人は気が付きません。しかし、古代から現代まで、人の生活と数学はともに歩んできました。一つの国を経営した武将も強いだけでは何もできません。
自然に算出する有限資源の金や銀に頼った人は、ほとんど滅亡しています。しかし、それを有効に使った貿易などで利益を上げる武将が、優れた政治家です。投資ができなければなりません。そこには数学があります。
どのように、昔の人が数学的な考え方と向き合っていたのかを見ることで、数学が身近になり、昔の人の知恵が想像をはるかに超え、いかに良く勉強していたかがわかります。
生活と数学の深い関係は人間の歴史が始まって以来ずっと続いています。
力任せのような織田信長が会計を考え、武勇の塊のような加藤清正がお城や治水の計算をする。
現代の数理経済理論を基にしたような政策で、江戸幕府を立て直そうとした人もいます。かえってそういう人たちが悪者扱いされたりします。歴史の中には大きな事件があり、その陰で脇役をしている事件があります。
その脇役が、ある時代が終わった象徴だったり、社会変革を表す一つの姿だったりします。このようなことは、ちょっと数字と数学を使えば見えてきます。田沼と定信の貢献度は数字を見れば明らかです。
小説の中の人と本当の人や出来事は違います。現実は小説の想像力をはるかに超えています。数学を使って、ちょっと横から見てみましょう。そして東洋と西洋を比べてみます。すると、東洋の数学や技術のレベルの高さが見えてきます。
参考図書
『その数式が信長を殺した』(ベスト新書)
主な講義内容
●日本の天文学
●荻原重秀と新井白石どちらが悪いか
●石門心学はなぜできたか
●幕府の三大改革は改革か?
●山田方谷が考えたこと
●二宮尊徳と今のコンサルタント
●奇妙な経済を語る人たち
資料配付
名前 | 柳谷 晃 |
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肩書き | 早稲田大学複雑系高等学術研究所・早稲田大学理工学部兼任講師 |
プロフィール |
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