メディア不信が広がる―私たちの新聞・テレビ・出版の今とこれから

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• 講座詳細

  【講座内容】
  世界中に「混沌の時代」とか「濃いガスに覆われた時代」とか、未来を照らす灯かりが見えないという不安の言葉が広がっています。地球上に存在する200近い国をほぼ網羅するネットワークが完成したというのに、人々の接するメディアは、「フェイク(偽)だ」と敵味方に分かれてお互いが罵り合っています。政治、経済、文化の利権も絡んで、容易なことでは収まりそうにありません。愛想をつかした人々は、既存のメディアを離れて、SNSでの会話や情報の発信を始めました。権力を握る人たちも、新しいメディア戦略を練っています。いったい、どうしたら、「トゥルース(本物)だ」とお互いが言えるものを得られるのでしょう。内外の、古今の多くの事例を紹介しながら、メディアの虚実、真贋などを考えてみたいと思います。
  
  【講座スケジュール】
  第1回　5月 7日(月) 「フェイク（偽）ニュース」騒ぎのきっかけは
  第2回　5月14日(月) そもそも「メディア」とは、いかなるものか
  第3回　5月21日(月) 日本のメディアとアメリカのメディア
  第4回　5月28日(月) 新聞とテレビ、そして資本の揺さぶり
  第5回　6月 4日(月) 政治の介入と言論の自由の関係
  第6回　6月11日(月) 権力に近づくメディアと距離を置くメディア
  第7回　6月18日(月) 日本にも顕著になった女性のメディア進出
  第8回　6月25日(月) テレビと新聞、出版が一体化するトレンド
  第9回　7月 2日(月) ＳＮＳだけで世界の動きをつかめるだろうか
  第10回　7月 9日(月) 「メディアなき政府」は幸せをもたらすか

• 備考

  ※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
  お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

• 講師陣

  名前	浅井 泰範
  肩書き	元本学教授・元朝日新聞社取締役(国際担当)
  プロフィール	名古屋市生まれ。名古屋大学法学部を出て、朝日新聞社へ入る。インドネシア、ベトナム、中東地域の特派員を経て、ロンドンを本拠とするヨーロッパ総局長になり、その後、外報部長、国際本部長、取締役(国際担当)。平成10年(1998)4月から同18年(2006)3月まで、武蔵野大学現代社会学部教授。著書に『世界・日本・世界』(朝日新聞社)などがある。