学内講座コード:11110011
この講座について質問する※現在、この講座の申し込みは
行っていません。
主催:
明治大学リバティアカデミー [ 明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス (東京都) ]
講座名:
ビジネスは「消費者」理解からスタートする 最先端の研究成果をあなたの顧客の理解のために!
申し込み締切:
2011年04月07日 (木) 23:30
開催日時:
4月14日(木)、 4月28日(木)、 5月12日(木)、 5月26日(木)、 6月 9日(木)、 6月23日(木)、 7月 7日(木)、 7月21日(木)/19:00~21:00
入学金:
3,000円
受講料:
30,000円
定員:
15名
講座回数:
8回
講座区分:
前期
その他:
補足:
-
【講座趣旨】
今日の企業経営において、企業と顧客(消費者)との継続的・持続的な関係の構築、1人1人の顧客とのカスタマイズした関係の構築、さらにはそれに基づいた顧客からの支持と信頼の持続的確保の必要性が叫ばれています。しかし、そこで提案されているのは、多くはそのための企業の対応策であり、仕組み作りであると思われます。
しかし、今ひとつ忘れてならない視点が存在するはずです。それは、消費者そのものの理解であり、その理解に必要とされる基本的な知識であります。たとえば、次のような質問に対する解答をお持ちでしょうか。「消費者はどのような心理的プロセスを経て購買行動にいたるのか」、「その経験が次の購買にどのように蓄積されているのか」、「そのプロセスの中でどのような対象(人・組織)からどのような影響を受けているのか」、「その購買の結果あるいは使用にどの程度満足しているのか」。どれもが知りたい情報・知識でありながら、どこから手を付けていったらよいのかわからない問題でもあります。しかも、消費者は理性的・合理的に行動している場合もあれば、理に合わない情緒的・衝動的な行動をとることもあります。
今回の講座では、このような「消費者」の姿について、これまで蓄積された消費者行動研究の蓄積をもとにして受講生の皆さんと考えていきたいと思います。このような知識は、B to Bの業界でも、B to Cの業界でも、共々必要とされる基本的知識でもあります。
講座で取り上げる著書は、消費者行動研究の第一人者で、現在アメリカのニューヨーク大学に所属されている平久保仲人教授の『消費者行動論 なぜ消費者はAでなくBを選ぶのか』です。今日の消費者行動の研究は大きく進展してきております。本書は、そのような最新成果を取り入れながら、現著者自らも述べているように「ビジネスマン」の立場で書かれたものです。
消費者行動の理論的・科学的な知識をもとに、現実に皆さんが日々対応している消費者・顧客を見つめ直すと、これまでとは違った消費者の姿が見えてくるかもしれません。本講座では、そのような消費者への見方・考え方、そしてアプローチの仕方について、本著書を手がかりにじっくりと考えていきたいと思います。これは、消費者としてのご自身を見つめ直す機会にもなると思います。
なお、本講座では、ナビゲート役として上記テキストを利用しますが、その都度、関連資料も利用していくつもりです。
【講座をお薦めする方】
消費者行動の理解に関心のある方であれば、あらゆる種類の業界の方に参加していただきたいと思います。
消費者行動に関する専門知識は、必要ありません。むしろ本講座をつうじてそれらの知識、考え方を向上させたいと思われる方におすすめしたい講座です。
【教材】
講座初回に配布します
名前 | 井上 崇通 |
---|---|
肩書き | 明治大学商学部教授 |
プロフィール | 専門はマーケティング戦略論、消費者行動論等。「戦略的マーケティング」及び「消費者行動研究の文化論的アプローチ」をテーマに研究。主著に「マーケティング戦略と診断」(同友館)等。企業研修指導・研究会講師、各種資格試験出題委員など実務指導においても幅広く活躍している。 |
© MARUZEN-YUSHODO Co., Ltd. All Rights Reserved.