学内講座コード:210220
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主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 八丁堀校 (東京都) ]
講座名:
日本外交史論 ヤルタ密約と日本・中国・ソ連
申し込み締切:
2017年05月07日 (日) 23:30
開催日時:
5月 9日(火)~ 6月 6日(火)/15:00~16:30
入学金:
8,000円
受講料:
14,580円
定員:
40名
講座回数:
5回
講座区分:
前期
その他:
ビジター価格 16,767円
補足:
-
【目標】
・ヤルタ密約の対中国「先決五条件」の内容を明らかにする
・また同「先決五条件」が中国側をいかに失望落胆させたか、中国側がいかにスターリンに抗議したか、にもかかわらず中国側が何故譲歩せざるを得なかったかを明らかにする
【講義概要】
クリミア半島のヤルタで開催された米英ソの首脳会談の最終日1945年2月11日にローズヴェルト、チャーチル、スターリンの三首脳によってヤルタ密約が調印されました。ヤルタ密約はソ連の対日参戦とその代償を確定しました。日本の領土のうち千島列島と南樺太をソ連に与えることと並んで、外蒙古の現状維持、大連港の国際化と旅順港の租借権の回復、南満州鉄道の中ソによる共同運営などが明記されていました。ヤルタ密約による対ソ代償は日本での北方領土問題の起源となると同時に中国の主権に抵触するものでした。本講義では、以下の五項目についての講義によって、スターリンとモスクワ滞在中の?介石の長男?経国との対決を含めて、ヤルタ密約と日本、中国とのかかわりを明らかにします。
【各回の講義予定】
第1回 2017/ 5/ 9(火) ソ連の対日参戦の代償を列挙したヤルタ密約と日本
第2回 2017/ 5/16(火) キンダーマン著『1840年から2000年までの世界政治における東アジアの崛起』
第3回 2017/ 5/23(火) ヤルタ密約と中ソ交渉の「先決五条件」
第4回 2017/ 5/30(火) 『?介石秘録』と?経国著『風雨中的寧静』
第5回 2017/ 6/ 6(火) ソ連の対日参戦と外蒙古問題
参考図書
『近代ユーラシア外交史論集:日露独中の接近と抗争』(千倉書房)(ISBN:978-4-8051-1063-8)
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 三宅 正樹 |
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肩書き | 明治大学名誉教授 |
プロフィール | 1934年仙台生まれ。京都大学文学部史学科西洋史学専攻卒業。文学博士(京都大学)。ユーラシア外交史専攻。著書は『ユーラシア外交史研究』(河出書房新社)、『文明と時間』(東海大学出版会)、『スターリンの対日情報工作』(平凡社)、『近代ユーラシア外交史論集』(千倉書房)など。1985年から95年まで国際歴史学会理事。 |
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