学内講座コード:840421
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主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 八丁堀校 (東京都) ]
講座名:
地図で眺める日本と世界
申し込み締切:
2013年01月10日 (木) 23:30
開催日時:
1/11 ~ 2/15 (金)/15:00 ~ 16:30
入学金:
8,000円
受講料:
14,000円
定員:
36名
講座回数:
6回
講座区分:
その他
その他:
補足:
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地図は一定の約束事に基づいて「世の中」を記号化している。その地図から、まだ見たこともない現地を思い浮かべることに習熟すれば、航空写真などよりずっと深く、幅広く地域を読むことができる。
奥が深い「地図読み」の世界への入門編。
地図は世界各国のさまざまな機関や会社が、利用目的に沿って作成している。その表現の「流儀」は地図の使われ方や作成機関の立場により多種多様だ。このうち特に各種地図の基図となる「地形図」は、地形と土地利用が詳細に記されているため、読み込めば見知らぬ土地の風景を(過去も含めて)想像することができる。
本講座は日本と世界の地形図を中心にさまざまな地形や都市、境界線に至るまでを観察し、その地形図の読み方の基礎力を高めることを目的としている。
第1回 日本と外国の地図記号
地図は記号化そのものであるが、すぐに思いつく卍、文、◎などの「建物記号」の他に道路や等高線、海岸線、境界線なども記号である。これらの記号の起源や用途、国際比較から読図のコツを学ぶ。
第2回 地図で観察する日本と世界の地形
日本の地形は実に変化に富んでいる。砂浜から埋立地、リアス式などの海岸、いろいろな形をした火山とその活動が形作る様々な地形、台地と低地、段丘、カルスト地形などを地形図で観察する。
第3回 新旧地形図に見る地域の変貌
地形図は明治期から間隔をおいて修正を繰り返して現在に至っており、各地域の時代ごとのポートレートである。城下町や鉱山町、ニュータウンなど、新旧地形図を比較することにより変貌をたどる。
第4回 外国の地図を楽しむ
日本と外国の地形図はだいぶ印象が異なる。それぞれの文化や歴史、お国柄が反映されているためだが、記号も色使いもさまざまな外国の地形図を比較しながら、それぞれの風景を楽しむ。
第5回 地形図で車窓を楽しむ
鉄道旅行に地形図を持っていく人は少数派だが、これから乗ろうとする路線を事前に地形図で予習しておくと楽しみが倍増する。地形図を活用し、鉄道車窓の「絶景」を見逃さない方法を知る。
第6回 地図で観察する国境・領土
国際紛争の種となる国境・領土。しかし熱する国民の思いとは裏腹に具体的なその形は意外に知られていない。冷戦時代の国境、帰属が争われる2国の噛み合わない地図、平和な国境の素顔まで、地図で国境・領土を考える。
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名前 | 今尾 恵介 |
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肩書き | (財)日本地図センター客員研究員 「日本鉄道旅行地図帳」監修 |
プロフィール |
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