学内講座コード:110205
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主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校 (東京都) ]
講座名:
やさしい日本経済史 身過ぎ世過ぎの二千年【中世篇】
申し込み締切:
2015年04月01日 (水) 23:30
開催日時:
4月 8日(水)~ 6月17日(水)/14:45~16:15
入学金:
8,000円
受講料:
23,652円
定員:
30名
講座回数:
10回
講座区分:
前期
その他:
ビジター価格 27,216円
補足:
-
【目標】
日本列島における経済的な営みの歴史を概観します。今期の講義は【中世篇】です。荘園公領制の成立から始めて、中世的世界が成立・変容する南北朝期を挟み、大名領国制という封建システムが完成するまでの時代につき、史料・画像を検討しながら人々の「身過ぎ世過ぎ」に迫り、今とはまったく異なる社会の仕組みを解き明かしたいと思います。
【講義概要】
日本の中世史を、主として「経済行為」「経済現象」に焦点を当てて読み替えます。市場原理が貫徹していなかった中世は「宗教の時代」といわれ、経済学の方法論で歴史を説明することはできません。しかし、ちょっと考えてみて下さい。たとえば、利益追求団体としての延暦寺は一種の「軍産複合体」であり、京都の金融界を支配するコングロマリットでもありました。経済という観点にこだわることで、受講者の中世史像が変わるかも知れません。
【各回の講義予定】
第1回 2015/ 4/ 8(水) 序―中世経済史の諸課題
第2回 2015/ 4/15(水) 荘園公領制の成立
第3回 2015/ 4/22(水) 在地経済と農業経営
第4回 2015/ 4/29(水) 荘園領主経済と流通・分業
第5回 2015/ 5/13(水) 在地領主の成長
第6回 2015/ 5/20(水) 村落共同体の成立
第7回 2015/ 5/27(水) 荘園公領制の解体
第8回 2015/ 6/ 3(水) 戦国大名の領国経営
第9回 2015/ 6/10(水) 大名領国制の流通と分業
第10回 2015/ 6/17(水) 中世後期の都市と海外交易
【テキスト・参考図書】
テキスト
『日本経済の二千年 改訂版』(勁草書房)(3,000円)(ISBN:978-4-326-50276-9)P48~
名前 | 太田 愛之 |
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肩書き | 早稲田大学講師 |
プロフィール | 1960年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業後、同大学院経済学研究科博士後期課程満期退学。専攻は日本経済史。著書に『日本経済の二千年』(共著)など、論文に「揺籃期の『家』」(『社会経済史学』)、「古代村落の再編」(『日本史研究』)などがある。 |
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