学内講座コード:320309
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主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 中野校 (東京都) ]
講座名:
国際政治のなかの中東社会 実証データに基づきイスラームを分析する
申し込み締切:
2015年06月29日 (月) 23:30
開催日時:
7月 6日(月)~ 8月 3日(月)/13:00~15:00
入学金:
8,000円
受講料:
14,386円
定員:
30名
講座回数:
4回
講座区分:
前期
その他:
ビジター価格 16,546円
補足:
-
【目標】
中東情勢について正しく理解することができるようになることを目標とします。
【講義概要】
冷戦終結から20数年がたった2011年12月、チュニジアで起きた1人の青年の焼身自殺が引き金になって中東地域全土に民主化の波が広がることとなりました。しかし「アラブの春」から3年以上が経過し、チュニジア以外の民主化は概して失敗しているかのようにみえます。イスラーム過激派組織によるテロで揺れる中東は、イスラーム思想に対する誤解と相俟って、イスラーム教国における民主主義の定着に疑問が投げかけられたりしています。国民が成熟していないため、独裁者の手に委ねておく方が良かったのだ、とする意見もみられますが、果たしてこれらの意見は的を射たものでしょうか。テロにのみ焦点を合わせた報道では常に中東は危険なイメージで語られますが、中東諸国の文化や歴史、イスラーム教の本来の教え等を実は伝えていないのではないでしょうか。最新の国際政治理論や実証データに基づく政治経済分析・社会分析などから、歴史や偏見に翻弄されてきた彼等の真の姿を4回にわたって丁寧に説明していきたいと思います。
【主な講義内容】
独裁体制のメカニズムと中東 / アラブの春と民主化 / 国際政治の中の中東 / 中東情勢の展望と今後の課題
【各回の講義予定】
第1回 2015/ 7/ 6(月) 独裁体制のメカニズムと中東
第2回 2015/ 7/13(月) アラブの春と民主化
第3回 2015/ 7/27(月) 国際政治の中の中東
第4回 2015/ 8/ 3(月) 中東情勢の展望との今後の課題
【テキスト・参考図書】
参考図書
『中東・北アフリカの体制崩壊と民主化 ― MENA市民革命のゆくえ』(岩波書店)(6,600円)(ISBN:978-4000238717)
『国際平和論』(岩波書店)(2,400円)(ISBN:978-4000289122)
『Gゼロ時代のエネルギー地政学 ― シェール革命と米国の新秩序構想』(岩波書店)(2,000円)(ISBN:978-4000610032)
名前 | 福富 満久 |
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肩書き | 一橋大学教授 |
プロフィール | 1972年福岡県生まれ。早稲田大学政経学部卒業後、同大学大学院政治学研究科博士課程およびパリ政治学院国際関係学Ph.D.コース修了。博士(政治学)、Ph.D(国際関係学)。専門は、国際政治学、安全保障、中東問題等。著書に『中東・北アフリカの体制崩壊と民主化』『国際平和論』『Gゼロ時代のエネルギー地政学』(いずれも岩波書店)がある。 |
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