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主催:
同志社大学 [ 同志社大学 東京サテライト・キャンパス (東京都) ]
講座名:
『万葉集』と、世界遺産をめざす「飛鳥・藤原の宮都」
申し込み締切:
2026年03月19日 (木) 09:00
開催日時:
2025年11月20日(木)、12月18日(木)、2026年1月15日(木)、2月26日(木)、3月19日(木)/13:00~14:30
入学金:
-
受講料:
15,000円
定員:
52名
講座回数:
5回
講座区分:
後期
その他:
1回(3,000円)からご受講いただけます
補足:
-
今年初め、「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」の世界遺産登録に向けた推薦書がユネスコの世界遺産センターに提出されました。飛鳥・藤原京の時代は、『万葉集』の和歌が詠まれた時期であり、『日本書紀』『続日本紀』にも記された歴史的な出来事とも密接に関わる歌が数多く残されています。今秋からICOMOSによる現地調査を含む審査が行われ、この時期に、万葉歌が紡ぐ物語と世界遺産候補資産群との関わりを考えます。
第1回 斉明天皇と飛鳥
歴代天皇のうち、明日香村の資産群と最も関わりが深いのは女帝・皇極天皇です。飛鳥京跡の飛鳥板蓋宮で乙巳の変に遭遇しますが、後に斉明天皇として重祚します。牽牛子塚古墳は、斉明天皇陵である可能性が指摘されています。万葉集や日本書紀には斉明天皇のその時々の切ない心情が歌われています。
第2回 天武天皇と飛鳥
斉明天皇に次いで飛鳥で即位したのは天武天皇でした。舒明天皇と斉明天皇の間に生まれ、兄・天智天皇が遷都した近江大津宮から飛鳥へ還都した浄御原宮も飛鳥京跡に位置していたと考えられており、今は天武・持統天皇合葬陵に眠ります。崩御に際して、皇后であった持統天皇が詠んだ歌には、生前の天武天皇の日常が描かれています。
第3回 持統天皇と藤原京
藤原宮への遷都を行ったのは持統天皇でした。百人一首にも採られた持統天皇の歌は、藤原宮から見た天の香具山を詠んだとも考えられます。また万葉集には、藤原宮造営の際の役民の歌や、大和三山に囲まれた地に都を寿ぐ御井の歌などに大規模な都城の威容が詠み込まれています。
第4回 飛鳥・藤原の寺院
構成資産群に数えられる寺院の中では、橘寺、川原寺が万葉集に詠まれています。飛鳥寺や本薬師寺等も関連する万葉歌を踏まえることでそれぞれの寺院の建立の背景や、個性的な歴史が浮かび上がります。山田寺や檜隈寺も直接には歌われていませんが、その地名を詠んだ歌が残されています。
第5回 飛鳥・藤原の古墳
構成資産群中の古墳の多くは被葬者が分かりません。ただ、中尾山古墳の被葬者は文武天皇とも考えられており、高松塚古墳やキトラ古墳の被葬者には、忍壁皇子・弓削皇子といった天武天皇の皇子が想定されています。被葬者の候補となる人々の歌を通して、構成資産群の文化的な広がりを考えます。
| 名前 | 垣見 修司 |
|---|---|
| 肩書き | 同志社大学文学部 教授 |
| プロフィール | 博士(文学)。1973 年奈良県出身。 1996 年同志社大学文学部文化学科 国文学専攻卒。関西大学大学院 文学研究科 国文学専攻修了。 研究分野:上代日本文学『万葉集』巻十三の長歌、記紀歌謡および上代語。2011年第4回萬葉学会奨励賞受賞。著作『万葉植物の歌 鑑賞事典』(共著、和泉書院、2023年)、『万葉集巻十三の長歌文芸』(和泉書院、2021年) |
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