学内講座コード:25223045
この講座について質問する主催:
明治大学リバティアカデミー [ 明治大学リバティアカデミー オンライン講座 (オンライン) ]
講座名:
【ハイブリッド/オンライン】『紫式部日記』を読む 【オンライン/日本の文化・歴史/文学/】
申し込み締切:
2025年12月24日 (水) 00:00
開催日時:
2026年1月13日(火)~2026年2月10日(火)/13:30~15:00
入学金:
-
受講料:
16,500円
定員:
90名
講座回数:
5回
講座区分:
後期
その他:
補足:
-
【講座趣旨】
『紫式部日記』を詳細に読む講座の、第三期めです。
平安朝物語の多くは、作者不明です。しかし幸いにも『源氏物語』は紫式部の作品であることが分かっています。そればかりでなく、彼女が記した別の作品『紫式部日記』や歌集『紫式部集』も残されているのです。
紫式部は、一条天皇中宮彰子(藤原道長の娘)に仕える女房でした。そのため『紫式部日記』は個人の日記というだけでなく、宮中女房日記の側面も持っています。中宮彰子の敦成親王(後の後一条天皇)出産や、その後の祝いの儀式を詳細に記録しているほか、赤染衛門・和泉式部・清少納言など宮中に仕える他の女房たち、また藤原公任といった公卿たちの人物評も記しているのです。その一方で、力仕事に従事する下人たちへも視線を注ぎ、身分にかかわらず等しく苦しみの中にある人間存在を見つめるというような、『源氏物語』作者ならではの叙述も含まれています。
本講座では何期かにわたって『紫式部日記』を通読し、読了する予定です。画像や動画・CDなども活用しながら、平安時代の宮中生活や『源氏物語』理解の参考になるような部分について、分かりやすく解説します。
【紹介動画】
https://meiji-univ.ap.panopto.com/Panopto/Pages/Viewer.aspx?id=18f0d295-8bba-4a99-b893-b34b005fb2f2
※本動画は、担当講師が講座の魅力やねらいなどを数分でまとめたものです。お申込みの参考にしてください。
(ストリーミング動画です。通信費は視聴者負担となります。)
【特記事項】
※新規ご参加も大歓迎です。初回講義でそれまでの内容をざっとおさらいしてから、続きを読んでいく予定です。
※連続講座であるため、前期講座の進度によって今期の講読範囲が変わる場合があります。どうぞご了承ください。
●ハイブリッド講座●
オンライン講座と対面講座を同時に実施する講義形式です。
<ハイブリッド/対面>
教室内で講師が行う対面講義をご受講いただきます。
<ハイブリッド/オンライン>
教室で行われる対面講義をリアルタイムのZoom配信にてご受講いただきます。
お申込みの際は「ハイブリッド/対面」もしくは「ハイブリッド/オンライン」いずれかのページをご確認の上、お手続きをお願いいたします。
※こちらはリアルタイム配信型(見逃し配信付き)で受講希望の方専用の申込ページです。
キャンパス(対面型)で受講を希望される方はこちらからお申し込みください。
■申込締切日:12月24日(水)
■申込に際し、必ず申し込み方法 をご確認ください。
■受講に際し、必ず受講規約をご確認ください。
■オンライン講座受講に際し、必ずオンライン講座注意事項をご確認ください。
(見逃し配信視聴方法、Zoomご利用ガイドもこちらをご参照ください)
【講義概要】
第1回 2026年01月13日(火) 『紫式部日記』を読む①
これまでのおさらい。若宮の御五十日の祝い。酔って乱れた公卿たちを避けて隠れていた紫式部、道長に見つけられ和歌を贈答する。
第2回 2026年01月20日(火) 『紫式部日記』を読む②
内裏への還啓を控え、女房たちは中宮彰子の命によって物語の冊子作りをする。里居の紫式部のもの思い。
第3回 2026年01月27日(火) 『紫式部日記』を読む③
中宮彰子、内裏に還啓する。殿(道長)から中宮へ、見事な歌集類の贈物。新嘗会の五節の舞姫、内裏に参入。
第4回 2026年02月03日(火) 『紫式部日記』を読む④
新嘗会における殿上の淵酔。天皇・中宮が五節舞を御覧になる(御前の試み)。天皇が五節舞姫に付きそう童女を御覧になる(童女御覧)。女房左京の馬へのいたずら。
第5回 2026年02月10日(火) 『紫式部日記』を読む⑤
賀茂の臨時祭で、道長五男の教通が奉幣使となる。紫式部、年末に実家から宮中に参内し、初出仕の日を思い起こして独詠。大晦日の夜、宮中で引き剥ぎ事件が発生。
【教材】
配付資料
※「マイページメニュー」の「オンライン講座アクセス」にてダウンロードしていただきます。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
| 名前 | 西本 香子 |
|---|---|
| 肩書き | 明治大学兼任講師 |
| プロフィール | これまで明治大学・駒澤大学・桐朋学園大学音楽学部などの兼任講師を歴任。 明治大学大学院博士課程修了。博士(文学)。専門は『うつほ物語』『源氏物語』をはじめとする平安時代の物語文学。とくに、古代文学における音楽と王権との関係について、礼楽思想で尊ばれた琴(きん)の扱われ方を中心に考察している。著書に『古代日本の王権と音楽―古代祭祀の琴(こと)から源氏物語の琴(きん)へ―』(高志書院 2018年9月)がある。YouTubeで「西本香子の『うつほ物語』講座」を配信中。 |
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