学内講座コード:104
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主催:
大東文化大学地域連携センター [ 大東文化大学 東松山校舎 (埼玉県) ]
講座名:
埼玉の米作り-その昨日・今日・明日-
申し込み締切:
2025年10月02日 (木) 17:00
開催日時:
金曜日
10月3日、10日、17日、24日
11月7日、14日
休10月31日
10:00~11:30
入学金:
-
受講料:
12,000円
定員:
34名
講座回数:
6回
講座区分:
後期
その他:
補足:
-
≪古代中世の東国史を学ぶ Part35≫
第1回 米をめぐる幸手の近世社会史【担当講師:原 太平】
江戸時代以降、幸手を含む埼玉東部低地では、大河川を制御する治水工事や用悪水施設の整備が領主によって行われ、多くの新田村や米作りのための耕地開発がすすめられました。時に風水害に遭いながらも復興し、生産され続けた米は、幕府財政のみならず、この土地に生きた人びとの暮らしを支えたのです。本講座では、米と人びとの歴史について、江戸時代の幸手市域の事例を中心に紹介します。
第2回 発掘された古代の米作り-行田市小敷田遺跡出土の出挙(すいこ)木簡ほかから-【担当講師:宮瀧 交二】
古代の日本においては、6歳になると徴収される税として田租(でんそ)があり、口分田(くぶんでん)から収穫した米が国家財政の礎(いしずえ)となっていました。講義ではこうした古代埼玉の米作りの様子を、県指定文化財となった小敷田(こしきだ)遺跡出土の木簡等から解き明かします。武蔵国榛沢郡の役所であった深谷市中宿遺跡には、米を貯蔵した倉庫も復元されています。
第3回 埼玉で米作りが始まった!-弥生時代研究の最新成果から-【担当講師:柿沼 幹夫】
紀元前10世紀後半、朝鮮半島に近い北部九州において水田による米作りが始まった。列島内には時間をかけて広まり、埼玉はその到達点として紀元前3世紀頃ようやく定着した。その後の1世紀から3世紀の弥生時代後期における食糧増産の盛衰を、年代測定学・古気候学・レプリカ法など近年盛んな理化学的な研究成果を交えながらたどる。
第4回 近世武蔵の米作りから ~低湿地と丘陵地~【担当講師:久保 康顕】
農業技術の進展により、稲作をめぐる農法や品種は全国的に均質化しつつあります。しかし稲作はかつて地域の環境に応じた品種や技術が投じられ、多様な姿をもっていました。水田には用水路が不可欠と考えられがちですが、低湿地・丘陵地を中心に、しっかりとした用水路のかかわらない田も多く営まれてきました。ここでは、そのような田の風景や農法について紹介し、米作りの歴史を考えていきます。
第5回 埼玉平野・日本列島の米を読む【担当講師:中西 博之】
昨夏からわが国は、「令和の米騒動」の最中にある。米の端境期にありながら国の米櫃(政府備蓄米)は底を突きそう。一体、今の稲作・米はどうなっているのだろうか。埼玉平野、日本列島の田んぼ紀行を通して反芻したポスト減反下の米、歴史・文化としての米、現代社会の米騒動等について検証、戦後80年の食農史、現今の食料安保の観点を踏まえて米を見直したいと思います。
第6回 昼まで討論!?「どうなる日本の米作り」【担当講師:中西 博之・宮瀧 交二】
御著書『米を追う』で日本ジャーナリスト会議賞を受賞された農業ジャーナリストの重鎮・中西博之さんと宮瀧が、6回にわたる講座のまとめとして、埼玉県を中心に日本の米作りの将来を展望します。高温障害やゲリラ豪雨といった異常気象の問題から、生産農家と消費者を翻弄してきたわが国の“減反政策”の問題に至るまで、会場の皆様と御一緒に意見交換・討論をしたいと思います。
テキスト:レジュメを配付します。
| 名前 | 原 太平 |
|---|---|
| 肩書き | 幸手市郷土資料館 館長(学芸員) |
| プロフィール | 國學院大学文学部史学科卒業。専門は日本近世史。論文に「幸手領・惣新田地域の開発・整備からみた利根川東遷」他。 |
| 名前 | 宮瀧 交二 |
| 肩書き | 大東文化大学文学部歴史文化学科教授、図書館長 |
| プロフィール | 1961年生まれ。立教大学大学院文学研究科博士後期課程史学専攻(日本史専修)博士予備論文提出退学。博士(学術)[新潟大学大学院現代社会文化研究科]。専門は日本古代史、博物館学、観光歴史学。著書に『岡倉天心 思想と行動』[共著]他。(公社)日本博物館協会 平成25年度棚橋賞受賞。 |
| 名前 | 柿沼 幹夫 |
| 肩書き | 一般財団法人さいたま市遺跡調査会理事長 |
| プロフィール | 埼玉大学大学院文化科学研究科日本・アジア文化研究専攻博士後期課程単位取得退学 博士(学術)。専門は日本考古学。論文に「弥生時代後期地域社会の考古学的研究―北武蔵地方を中心に―」他。 日本考古学協会シニアフェロー受賞。 |
| 名前 | 久保 康顕 |
| 肩書き | 熊谷市教育委員会 社会教育課 市史編さん室 主事、日本山岳修験学会理事 |
| プロフィール | 國學院大學大学院史学科博士課程単位取得退学 教育学修士。専門は日本村落史・宗教史。群馬地域文化振興会第24回 石川薫記念地域文化奨励賞受賞。著書に『人のつながりの歴史・民俗・宗教』[共著]他。史料と民俗の両方から、かつての村落生活の実態を研究。元大学講師。 |
| 名前 | 中西 博之 |
| 肩書き | ジャーナリスト、元埼玉新聞記者 |
| プロフィール | 東洋大学法学部卒業。専門は米・環境問題。著書に『米を追う』他。JCJ(日本ジャーナリスト会議)賞受賞。農業問題の執筆・寄稿等で活動中。 |
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