学内講座コード:2521T008
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主催:
東京都立大学オープンユニバーシティ [ 東京都立大学 飯田橋キャンパス (東京都) ]
講座名:
松平定信と寛政の改革
申し込み締切:
2025年08月24日 (日) 23:30
開催日時:
2025年9月3日(水)~2025年9月24日(水)/18:30~20:00
入学金:
3,000円
受講料:
10,100円
定員:
15名
講座回数:
4回
講座区分:
前期
その他:
補足:
-
【講座内容】
江戸時代の曲がり角である18世紀末に、老中松平定信を中心として取り組まれた寛政の改革は、体制的な危機への江戸幕府最初の本格的な政治改革だった。この時期に、江戸時代の国家体制を解体させかねない内外の危機(内憂外患)が起こり始めた。江戸時代の終わりと明治維新の始まりとも言うことができる。松平定信が、内外の危機をどのように認識し、それへいかに対応しようとしたのかを考えたい。国内政策と対外政策とに分けて寛政の改革を説明する。
【講座スケジュール】
第1回 2025年09月03日(水) 松平定信登場の経緯
近年、⽥沼意次と対照的にその評価が低い松平定信について、まず将軍吉宗の孫としての⽣い⽴ちから経歴を紹介する。
ついで、まったく幕府の役職についたことのなかった定信が、突如、天明7年(1787)6⽉に⽼中に就任し寛政の改⾰を断⾏した経緯と、内外の危機をどのように理解し改⾰に取り組もうとしたのかを考えたい。
第2回 2025年09月10日(水) 打ちこわしが生んだ改革
激しい打ちこわしを契機に⽣まれた定信政権は、凶作→飢饉→大規模騒動→政治危機のサイクルを防ぐため、全国的な⾷糧備蓄政策を採⽤し、江⼾では七分積み⾦による江⼾町会所の⽶と⾦の備蓄制度を創設した。
天明の飢饉で荒廃した農村再建のため、代官を大幅に⼊れ替え、⼈⼝増加、耕地の復興などに取り組んだ。
これ以降、神に祀られる「名代官」が輩出したことなどを紹介する。
第3回 2025年09月17日(水) 対外的危機への対応
寛政4年(1792)9⽉にロシア使節ラクスマンが根室に来航し、漂流⺠大黒屋光太夫らの送還をかねて、通信と通商を要望した。以前から伝えられていたロシアの蝦夷地接近が、現実のものになった。
幕府は、⻑崎への⼊港許可書である信牌を交付して当⾯の危機を凌ぎ、蝦夷地の防備策と江⼾湾防衛策を⽴案して対外的危機へ対応しようとした。初発の対外的危機の歴史的意義を考える。
第4回 2025年09月24日(水) 朝廷・天皇問題への対応
天明の飢饉に苦しむ京都市⺠の御所千度参りをうけて、窮⺠救済を幕府に求め、焼失した御所を平安時代の規模と様式に復古させて造営することを要求するなど、朝廷は従来と異なる新たな動きを⾒せた。
この朝廷の動きに危機感を抱いた定信は、光格(こうかく)天皇の実父閑院宮(かんいんのみや)に太上(だいじょう)天皇の尊号(そんごう)をおくることを求めた朝廷に、中⼼になった公家を処罰するなど反撃した。朝幕関係の変化を考える。
単位数:1単位
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
| 名前 | 藤田 覚 |
|---|---|
| 肩書き | 東京大学名誉教授 |
| プロフィール | 東京大学史料編纂所教授、同大学院人文社会系研究科教授を経て、現在は東京大学名誉教授。専攻は日本近世史。主な著作として『幕末から維新へ』(岩波書店)『勘定奉行の江戸時代』(ちくま新書)『幕末の天皇』(講談社選書)『泰平のしくみ 江戸の行政と社会』(岩波書店)、『光格天皇』(ミネルヴァ日本評伝選)。2022年5月に『インテリジェンス都市・江戸』(朝日新書)、同年7月に『遠山景晋』(吉川弘文館)を上梓。 『近世後期政治史と対外関係』は第28回角川源義賞を受賞。 |
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