学内講座コード:0752030202
この講座について質問する主催:
武蔵野大学 社会響創センター事務課 [ 武蔵野大学 WEB講座 (オンライン) ]
講座名:
【Web視聴】源氏物語の鑑賞―帚木(ははきぎ)三帖を読む―【再配信】
申し込み締切:
2025年12月12日 (金) 23:30
開催日時:
2025年7月2日(水)~2025年12月30日(火)/3.5時間(30分×9回)
入学金:
-
受講料:
5,400円
定員:
講座回数:
3回
講座区分:
数回もの
その他:
補足:
-
【講座内容】
『源氏物語』は、当時の貴族社会の現実を虚構の物語世界の基底にしっかりと敷き移した上で、さまざまな女性たちの人生を――とりわけ零落皇族の姫君たちの人生を描いています。今回は、前回読んだ桐壺巻に続く帚木・空蝉・夕顔巻のいわゆる帚木三帖を、空蝉の女君の物語に重点を置いて読みます。空蝉は上流貴族の娘でしたが、父の死後経済的に困窮して、初老の受領(地方官)の後妻になっていました。光源氏との出会いは、彼女の人生のわびしさ、哀切さを照らし出します。なお、帚木巻での光源氏と空蝉の逢瀬は、源氏のレイプであったという読み方が近年有力になっていますが、その問題についても原文を丁寧に読みながら考えてみましょう。
【講座スケジュール】
第1回 雨夜の品定め(帚木巻前半)の「三つの品」の論について
第2回 帚木巻後半の空蝉の物語を読む
第3回 空蝉巻・夕顔巻を読む
【教材】
【必携テキスト】(各自でお求めください)
新潮日本古典集成 源氏物語 六
石田穰二 清水好子
1982年 定価 3,520円(税込)
講座資料(レジュメ)は、メールまたはWeb配信いたしますが、紙資料として郵送をご希望の方は、講座お申込み時に合わせてお申込みください。実費相当分(90分あたり200円)の追加有料となります。
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名前 | 藤原 克己 |
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肩書き | 東京大学名誉教授・紫式部学会会長・博士(文学) |
プロフィール | 東京大学大学院博士課程中退。岡山大学教養部講師、神戸大学文学部助教授、東京大学文学部教授、本学文学部特任教授を歴任。著書に『菅原道真と平安朝漢文学』(東京大学出版会)、『菅原道真 詩人の運命』(ウェッジ選書)、共著に『改訂新版 日本の古典――古代篇』(放送大学教育振興会)、『源氏物語 におう・よそおう・いのる』(ウェッジ選書)、『2008年パリ・シンポジウム 源氏物語の透明さと不透明さ』(青簡舎)、論文に「源氏物語とクレーヴの奥方」(柴田元幸編『文字の都市』東京大学出版会) などがある。 |
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