学内講座コード:320510
この講座について質問する主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 中野校 (東京都) ]
講座名:
対話の哲学とオープンダイアローグの思想的基盤
申し込み締切:
2025年08月05日 (火) 17:00
開催日時:
8月 6日(水)〜 9月 3日(水)/15:05~16:35
入学金:
-
受講料:
13,662円
定員:
24名
講座回数:
4回
講座区分:
前期
その他:
会員受講料: 11,880円(入会金は8,000円(税込))
補足:
-
【目標】
・哲学史における「対話」の位置づけを学ぶ。
・社会構築主義の考え方を学び、「現実」がどのように作られていくのかを考える。
・オープンダイアローグの思想的基盤を学び、対話実践と対話の哲学の可能性を検討する。
【講義概要】
対話は、予め定まった結論へと導くものではなく、誰も当初思いつかなかった地点へと連れ出してくれるものである。対話は哲学の実践そのものであるが、不確実性が強く意識される現代においては、ビジネスや対人支援などの領域においても重視されてきた。この講義では、哲学者たちが対話的なプロセスをどのように捉えてきたのかを検討するとともに、社会構築主義などの考え方を学びながら、言語と日常的な相互作用によって、現実がどのように作られていくのかを考えていく。また、近年世界的な注目を集めてきたメンタルヘルスケアの包括的なアプローチであるオープンダイアローグの思想的基盤を探り、現代社会における対話実践の可能性を検討する。
【各回の講義予定】
第1回 2025/ 8/ 6(水) 対話と弁証法:ソクラテス、カント、ヘーゲル
第2回 2025/ 8/20(水) 現象学的社会学、シンボリック相互作用論と社会構築主義
第3回 2025/ 8/27(水) ヴィゴツキー、バフチンとナラティヴセラピー
第4回 2025/ 9/ 3(水) オープンダイアローグと対話の哲学
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 石原 孝二 |
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肩書き | 東京大学教授 |
プロフィール | 早稲田大学第一文学部哲学科卒業、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。北海道大学准教授などを経て、現在東京大学大学院総合文化研究科教授。精神医学(精神医療)の哲学を専門とする。著書に『精神障害を哲学する:分類から対話へ(東京大学出版会、2018年)、(共)編著に『オープンダイアローグ 思想と哲学』(東京大学出版会、2022年)、『当事者研究の研究』(医学書院、2013年)、『精神医学の科学と哲学』(東京大学出版会、2016年)などがある。 |
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