学内講座コード:25122317
この講座について質問する※現在、この講座の申し込みは
行っていません。
主催:
明治大学リバティアカデミー [ 明治大学リバティアカデミー オンライン講座 (オンライン) ]
講座名:
【ハイブリッド/オンライン】よみがえる列島の古代神話と神々 日本神話再構築のための一試論【オンライン/日本の文化・歴史/】
申し込み締切:
2025年05月07日 (水) 00:00
開催日時:
2025年5月16日(金)~2025年7月11日(金)/13:30~15:00
入学金:
-
受講料:
16,500円
定員:
90名
講座回数:
5回
講座区分:
前期
その他:
補足:
-
【講座趣旨】
日本の神話には大和政権の政治的な思惑が色濃く表現されている。もしそれが本来の神話(それがあると仮定すればの話だが)から程遠いものになっていたとするなら、神話に登場する神々の本当の姿、そして人々による神々への信仰とは果たしてどんなものだったのだろうか。本講座は、『古事記』を根幹として『日本書紀』『風土記』を併せ読みつつ、日本列島で活きいきと活動していたであろう神々と人間との交流の世界を復元しようとするものである。前期までに出雲神話がほぼ終了したが、ここからいよいよ国譲り、天孫降臨の段に入る。そもそも天孫ニニギはなぜ、国譲りの舞台である出雲でなく日向に天降るのか? また海洋神話の海幸彦山幸彦など海洋を舞台とする神話が混入する理由は何かなど、多くの謎が連続する。
【特記事項】
講義の進捗によって毎回の内容が変動します。予めご了承ください。
●ハイブリッド講座●
オンライン講座と対面講座を同時に実施する講義形式です。
<ハイブリッド/対面>
教室内で講師が行う対面講義をご受講いただきます。
<ハイブリッド/オンライン>
教室で行われる対面講義をリアルタイムのZoom配信にてご受講いただきます。
お申込みの際は「ハイブリッド/対面」もしくは「ハイブリッド/オンライン」いずれかのページをご確認の上、お手続きをお願いいたします。
※こちらはリアルタイム配信型(見逃し配信付き)で受講希望の方専用の申込ページです。
キャンパス(対面型)で受講を希望される方はこちらからお申し込みください。
■申込締切日:5月7日(水)
■申込に際し、必ず申し込み方法 をご確認ください。
■受講に際し、必ず受講規約をご確認ください。
■オンライン講座受講に際し、必ずオンライン講座注意事項をご確認ください。
(見逃し配信視聴方法、Zoomご利用ガイドもこちらをご参照ください)
【講義概要】
第1回 2025年05月16日(金) モガリと王権の神話
国譲りが始まった。天津神の最初は天穂日命、次に天若彦が降臨。しかしいずれも大国主神に籠絡されてしまう。なかでも天若彦の死とアジスキタカヒコネの話は謎が多い。この神話からモガリ葬と王権継承の原理を解きほぐすことも。
第2回 2025年05月30日(金) 国譲り、天孫族による王権移譲要求
タケミカヅチ神とイツノオハバリ神は出雲イナサの浜に降り立って葦原中つ国の移譲を要求する。それに対して大国主の子の事代主が戦いを放棄して入水する。出雲を舞台とするこの神話には、元となった下敷きがあるように見えるが。
第3回 2025年06月13日(金) 『日本書紀』の国譲り神話
『古事記』と『日本書紀』では国譲り神話にも多くの違いがある。特に、『日本書紀』には杵築大社(出雲大社)を大己貴神のために天孫族が造営するくだりがある。ここにも出雲土着の神話が反映されている。
第4回 2025年06月27日(金) 天孫降臨〈1〉
天孫降臨は日本神話のもっとも重要なテーマである。『日本書紀』とほぼ同じ内容ながら『古事記』は意外とあっさりしているように感じられる。『古事記』は降臨の途中、天鈿女と猿田彦神の神話など、伊勢にまつわる内容が多い。両書の異同は複雑怪奇と言うほかない。
第5回 2025年07月11日(金) 天孫降臨〈2〉
『日本書紀』の降臨神話は本文の他に8書もの異伝がある。天孫降臨の神話には天皇即位の大嘗祭に関する秘密が隠されているとかつて折口信夫は言ったが、はたしてどうか? 何故か日向に降り立った天孫だが、この後物語は海幸彦山幸彦の海洋神話へと展開する。
【教材】
配付資料
※「マイページメニュー」の「オンライン講座アクセス」にてダウンロードしていただきます。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 水谷 類 |
---|---|
肩書き | 元明治大学文学部兼任講師、國學院大學研究開発機構共同研究員 |
プロフィール | 明治大学文学部卒業、同大学院博士後期課程修了。博士(史学)。元明治大学文学部兼任講師、元日本女子大学非常勤講師、元國學院大學非常勤講師、その他NHK文化センター講師等。専門は日本宗教史、神社制度史、民間信仰史、民俗学など。説話と祭り、社寺縁起など、日本のカミ信仰と庶民信仰世界について、古代から近世にかけての論考を執筆。主な著書:『廟墓ラントウと現世浄土の思想』、『墓前祭祀と聖所のトポロジー』(以上、雄山閣、2009)、『中世の神社と祭り』(岩田書院、2010年。2024年e-book増補版)、『オビシャ文書の世界』(岩田書院、2018)その他多数。 |
© MARUZEN-YUSHODO Co., Ltd. All Rights Reserved.